ECW WRESTLING TNN #006
 1999-10-01 On Air
 (VHS-Tape)
 収録時間:約58分
 本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょっ
と怪しいプロレス・グッズの通販屋から1本12ドル(今回は国内の某裏
ルートより入手いたしました)で発売されている代物(著作権を無視した
海賊コピー・テープ)です。で、その収録内容なんですが、1999年の8
月末より、ECWの定期放送番組『Hardcore TV』がTNN局との契約に
伴い装いも新たに(基本的なフォーマットは変わっていないけど)『ECW
WRESTLING TNN』として全国放送され始めており、それを著作権者に
無断で録画〜ダヴィングしたものですんや。ではでは、ネタの宝庫とも
言える『ECW WRESTLING TNN』、早速鑑賞してみましょ。
※尚、リピート放送やディレイ放送なども多々あったと想像いたします
が、多分今回放送分の一番最初の放送は1999年10月1日のはず。

【追記】本テープですが、標準スピードで120分録画可能のものに、2
倍速録画って仕組みを使い、60分の定期放送番組を4回分収録した
内容。尚、聞きなれない2倍速録画って奴ですが、日本国内で普通に
流通しているビデオ・デッキでも再生可能(機種によっては、若干トラッ
キングが乱れる事も)。また1回につき60分の番組なんやけど、その
1/4である15分間はCM。実質、約45分間の番組ってとこですワ。

○ECW World Heavyweight Championship :
 Mike Awesome (w/Judge Jeff Jones)
 vs. Rhino (w/Steve Corino)
  今宵の定期放送番組『ECW WRESTLING TNN』ですが、99年9月2
 4日にミシガン州はプライマウスのコンプウェア・スポーツ・アリーナに
 て収録された各試合が素材。で、番組はオーサムとライノによる世界
 王座戦で華々しくキック・オフや。さて、この夜から遡ること僅か5日。
 1999年9月19日に開催されたPPV『Anarchy Rulz 1999』では、W
 WF(当時)へのジャンプ・アップを目前にしたタズが、ECWでの『残
 務整理』として腰に巻いていたECW認定の世界王座のベルトを、後
 任のマイク・オーサムにバトン・タッチするって出来事(詳しくはレビュ
 ーをご覧下さい。これ、ECWって団体の名場面の一つでっせ)があり
 ました。で、タズからベルトって名の『聖火』を引き継いだオーサムが、
 今宵はライノの挑戦を受けるって寸法ですんや。試合はオーサムが
 ガタイの大きなライノを、アッサム・ボムによってリング内から場外の
 テーブルへと投げ捨て(Holy Shit!)、十八番の圧殺プレスによって一
 方的に切り捨てての完勝。しかしFMW〜ECWと、オーサムの絡む
 試合では定番スポットである場外テーブルへ向けてのアッム・ボムで
 すが、受けたライノの図体がなまじデカかっただけに実に迫力のある
 場面が演出されとりましたデ。
○『巨漢殺しのスペシャリスト』の名場面集
  一部で『巨漢殺しのスペシャリスト』と呼ばれるスパイク・ダッドリー。
 ここでは彼の活躍を手際よく編集したプロモをどうぞ。
○Spike Dudley vs. Sal Graziano
  で、プロモを引き継ぐ形で『純血イタリア人軍』の用心棒格である巨
 漢サル・グラジアーノに勇敢に挑むのは『巨漢殺しのスペシャリスト』
 スパイク・ダッドリー。例によって例の如く、アシッド・ドロップ一発でサ
 ルを撃退したものの、ここに現れたのが『純血イタリア人軍』の主宰
 者リトル・グイドーですワ。Uインターにも来日経験のある隠れた実力
 者のグイドー、フジワラ式アーム・バーなどを駆使してスパイクを右へ
 左へと翻弄した後、サルとの同士討ちを演じて見事に敗退。いやは
 や映像編集者は『巨漢殺しのスペシャリスト』の活躍に目を向けて貰
 いたいのでしょうが、ワシの目はグイドーに釘付け。よ、グイドーさん、
 グッド・ジョヴでしたな
○ここで嬉しいお知らせ!
  次週の定期放送番組『ECW WRESTLING TNN』には、あのサニー
 ちゃん(キャンディードの奥方)が登場する予定です。
○RVDのプロモをどうぞ!
  勿論パンテラの『ウォーク』が全編ガンガンと鳴り響く編集でっせ。
○"Wild" Bill Wiles & C.W. Anderson
 vs. Danny Doring (w/Miss Congeniality) & Roadkill
  これ、映像収集家を目指すワシにはちょっと嬉しい代物。99年9月
 19日に開催されたPPV『Anarchy Rulz 1999』からのチョイスなんや
 けど、確かこの試合って公式にリリースされた『Anarchy Rulz 1999』
 のDVDには未収録(当時スカパーで放送されたPPVではどうやった
 かなァ。後で押入れの中のビデオ・テープをチェックせんとアカンな)で
 あったはずなんや。想像するに、PPV前に放映される無料視聴可能
 な時間帯での“掴みの試合”やったのかも。なるほどそれなら、短時
 間で全員の持ち味を全て出し切った試合展開や、勝ち星を上げたキ
 ルの露骨なまでのカメラ目線でのアピール(苦笑)も納得ものや。
 あ、ドーイングにくっ付いているちょっとブサイクな(失礼)女子選手、
 後にWWFへと転出し“リタ”の源氏名で大成するミス・コンジェニアリ
 ティですワ。
○Falls Count Anywhere Match :
 Yoshihiro Tajiri (w/Steve Corino & Jack Victory)
 vs. Tommy Dreamer (w/Francine)
  再び99年9月24日にミシガン州はプライマウスのコンプウェア・ス
 ポーツ・アリーナにて収録された試合。バッド・コンディションでオーバ
 ー・ウエイト気味のドリーマーを、我等がタジリが試合の全編に渡って
 気遣いながら行われたエニィウェア戦です。あ、遅くなりましたがこの
 9月24日開催のプライマウスでの定期興行は、『Rf-Video』が生録り
 ファン・カムものDVD−Rである『Clash of the Extreme Icons』として
 既に発売済。勿論レビューも当HPにアップしてありますので、詳しく
 はそちらを参照願いたいのですが、極論すればタッグ王座に就いて
 いるドリーマーとレイヴェンの内紛シーンだけを収録するために組ま
 れた試合であるのに、“前菜”タジリが試合の全般に渡って発する
 ロ意識の高さには感心させられるばかり。それどころか、主役2人を
 差し置いて番組のラスト・シーンを“前菜”がアップで飾ってしもて...


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