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ECW WRESTLING TNN #026
2000-02-18 On Air
(VHS-Tape)
収録時間:約58分 |
本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょっ
と怪しいプロレス・グッズの通販屋から1本12ドル(今回は国内の某裏
ルートより入手いたしました)で発売されている代物(著作権を無視した
海賊コピー・テープ)です。で、その収録内容なんですが、1999年の8
月末より、ECWの定期放送番組『Hardcore TV』がTNN局との契約に
伴い装いも新たに(基本的なフォーマットは変わっていないけど)『ECW
WRESTLING TNN』として全国放送され始めており、それを著作権者に
無断で録画〜ダヴィングしたものですんや。ではでは、ネタの宝庫とも
言える『ECW WRESTLING TNN』、早速鑑賞してみましょ。
※尚、リピート放送やディレイ放送なども多々あったでしょうが、多分今
回放送分の一番最初の放送は2000年2月18日のはずです。
【追記】本テープですが、標準スピードで120分録画可能のものに、2
倍速録画って仕組みを使い、60分の定期放送番組を4回分収録した
内容。尚、聞きなれない2倍速録画って奴ですが、日本国内で普通に
流通しているビデオ・デッキでも再生可能(機種によっては、若干トラッ
キングが乱れる事も)。また1回につき60分の番組なんやけど、その
1/4である15分間はCM。実質、約45分間の番組ってとこですワ。
○今宵はサイラスがホスト?
巨大資本TNNの権力をチラつかせて、非常に傲慢な態度でECW
って団体にのさばっている番組検閲員サイラスがオープニングにお
出まし。先々週の放送の最後でも伝えられたRVDの左足骨折(1月
29日のフロリダ州はオーランドのズマ・ビーチ大会でのアクシデント)
について触れ、さんざん嫌味を垂れ、最後は「あと五十数分で“ロー
ラー・ジャム”が始まる!」と発言。ちなみに“ローラー・ジャム”とはE
CWの定期番組『ECW WRESTLING TNN』の次の時間枠で放送され
ているローラー・ゲームの番組名でして、我が意が全く反映されてい
ない『ECW WRESTLING TNN』なんて早く終わってしまえ、なんて言い
たいのやと思います。
○場面は変わって...
ジョーイ・スタイルスとジョエル・ガートナーが、ECWの新作TVゲー
ム・ソフトの発売開始を告知。ウーン、サイラスの横槍でもって、今週
は両人は雑用係に回されたってところやろか。
○場面は変わって...
非常に柄の悪い和歌山弁で田中将人がプロモ。どうやらマイク・オ
ーサムの保持する世界王座へチャレンジするみたいですワ。
○Danny Doring & Roadkill vs. Nova & Chris Chetti
後期ECWの前座戦線における定番タッグ戦が今夜もブック。ロー
ドキルの場外テーブル葬が自爆となってピンチに陥ったドーイング&
ロードキル組やけど、それでも最後はドーイングがきっちりと試合に
幕を下ろしてジ・エンド。で、珍しく両チームが互いに健闘を讃えあっ
ていると、1月9日のPPV『Guilty as Charged 2000』において、ドリー
マー&レイヴェン組を下しタッグ王座に就いたばかりのジャスティン・
クレディブル&ランス・ストームが突如出現。両チームによる友情ご
っこ(失礼)に冷や水を浴びせ掛ける無差別テロをブチかまし、怪気
炎を上げてます。
【追記】これは2月5日にフロリダ州はタラハシーのシヴック・センター
にて開催された定期興行からのチョイスです。
○場面は変わって...
田中将人の挑戦にオーサムも自信たっぷりのプロモで応戦や。
○C.W. Anderson (w/Bill Wiles & Lou E.Dangerously)
vs. Super Crazy
地力のある者同士の、これはちょっと珍しい顔合わせ。トップ・ロー
プに立て掛けたテーブルへ向けてクレイジーをスパイン・バスターで
叩き付けるCWと、この仕返しとばかりスワン・ダイブ式のレッグ・ドロ
ップにてCWをテーブル葬に処すクレイジー。なかなかのグッド・マッ
チとなった本試合は、ルー・Eとビル・ウィルスの介入を上手く鉢合わ
せさせたクレイジーが、直後にCWに月面水爆テーブル葬を決めて
幕引きや。あ、テーブルが上手く割れなかった事が面白くなかったの
か、クレイジーは計2度の月面水爆でCWをフォールしたんやけど、
2度目を放った際、逆さまになったテーブルの脚がクレイジーの腹に
モロに突き刺さるって場面があり、これにはヒヤッとしましたな。
○場面は変わって...
マイキー・ウップレックとシニスター・ミニスター(成田三樹夫みたい
なニヒルな笑顔が素敵)が何やら密談中。どうもドリーマーやフラン
シーンとしっくり行っていないレイヴェンの“心の隙間”に付け入るつ
もりみたいでっせ。
○場面は変わって...
クスリ・チェッティ&ノヴァのプロモ。タッグ王座を虎視眈々と...。
○ECW World Heavyweight Championship :
Mike Awesome (w/Judge Jeff Jones)
vs. Masato Tanaka
名勝負数え歌状態であった、当時のオーサムと田中によるECW
認定の世界王座を巡る抗争。ま、高度なスポット回しで観客を魅了
するのではなく、互いの身体の丈夫さを信じて、遠慮なく相手をブチ
のめすって、ある種愚直なまでの表現方法なんやけど、誰もが一度
は生で体験したくなる内容である事も確か。さてさて試合ですが、非
常に柄の悪い巻き舌の和歌山弁を口にしながら、田中がオーサム
を場外テーブルへと突き落とし、続けてパイプ椅子で殴り付けるなど
と、今夜もリング・ベル早々のヒート・アップ。常に先手先手で仕掛け
た田中、オーサムを3カウント寸前まで追い詰める場面も作ったも
のの、最後はオーサムによってコーナー頂部より後ろ飛びのパワー
・ボムにてテーブルへとブチ込まれて見事に昇天...。勝敗云々、
ベルトの行方云々ではなく、今夜も例によって例の如く、とても熱い
試合を披露てしくれた両者なのでした。
○場面は変わって...
サイラスの横槍(?)で今週は出番の少なかったジョーイ・スタイル
ス、最後の最後に「誰がインパクト・プレイヤーズの快進撃を止める
のか!」と渾身のシャウト。 |
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