ECW WRESTLING TNN #017
 1999-12-17 On Air
 (VHS-Tape)
 収録時間:約58分
 本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょっ
と怪しいプロレス・グッズの通販屋から1本12ドル(今回は国内の某裏
ルートより入手いたしました)で発売されている代物(著作権を無視した
海賊コピー・テープ)です。で、その収録内容なんですが、1999年の8
月末より、ECWの定期放送番組『Hardcore TV』がTNN局との契約に
伴い装いも新たに(基本的なフォーマットは変わっていないけど)『ECW
WRESTLING TNN』として全国放送され始めており、それを著作権者に
無断で録画〜ダヴィングしたものですんや。ではでは、ネタの宝庫とも
言える『ECW WRESTLING TNN』、早速鑑賞してみましょ。
※尚、リピート放送やディレイ放送なども多々あったでしょうが、多分今
回放送分の一番最初の放送は1999年12月17日のはずです。
 
【追記】本テープですが、標準スピードで120分録画可能のものに、2
倍速録画って仕組みを使い、60分の定期放送番組を4回分収録した
内容。尚、聞きなれない2倍速録画って奴ですが、日本国内で普通に
流通しているビデオ・デッキでも再生可能(機種によっては、若干トラッ
キングが乱れる事も)。また1回につき60分の番組なんやけど、その
1/4である15分間はCM。実質、約45分間の番組ってとこですワ。

○まずは前口上から...
  今宵の定期放送番組『ECW WRESTLING TNN』は、99年12月17
 日にヴァージニア州はリッチモンドにて開催された定期興行からのネ
 タがメイン。ご存知ジョーイ・スタイルスとジョエル・ガートナーが今宵
 の番組の見所をご紹介や。
○インパクト軍は自信満々...
  ジャスティン率いるインパクト・プレイヤーズが怪気炎。どうやら今宵
 のキャンディード&ライノとのタッグ戦に勝った方が、00年1月9日に
 放送のPPV『Guilty as Charged 2000』にてドリーマー&レイヴェンの
 保持する世界タッグ王座に挑める権利を得るみたいですワ。
○チェッティは不満顔...
  ノヴァと今宵チーム・アップするのはキッド・キャッシュ。けど、ノヴァ
 の正式なパートナーはワシであると自負するクリス・チェッティは非常
 に不満顔。「もしも下手打ったらタダでは済まさんデ!」と、キャッシュ
 に強い口調で忠告や。
○Tony DeVito (w/Vic Grimes & Angel) vs. New Jack
  当時熾烈を極めていた“路上の王”ニュー・ジャック親分と“暴走禿
 頭軍”の一大抗争。で、今宵はデヴィトが親分との一騎討ちとなった
 のですが、やはり正面切っての激突では“路上の王”は無敵。パソコ
 ンのキー・ボードで殴り付け、続く得意のギター・ショット一発で楽々と
 ニュー・ジャック親分がデヴィトを轟沈でっせ。ただ、デヴィトに親分が
 工業用の大型ホチキスを見舞おうとしたところ、デヴィトのセコンドに
 付いていたグライムス&エンジェルが乱入。デヴィトも加わり三人掛
 かりで親分を蹂躙し、親分の頭部に逆にホチキスをブチ込んで...
○ECW World Heavyweight Championship :
 Mike Awesome (w/Judge Jeff Jones)
 vs. Vic Grimes (w/Tony DeVito & Angel)
  ニュー・ジャック親分をボコって勢い付く“暴走禿頭軍”の前にECW
 認定の世界ヘビー級王座に就くオーサムが現れ、グライムス相手の
 世界王座戦がいきなりキック・オフ。グライムスの巨体を投げっ放しの
 ジャーマンで見事に投げ切り、エプロン・サイドから場外のテーブルに
 向けてパワー・ボム!。グライムスが馬鹿デカいだけに、これは映像
 的に非常に迫力ある仕上がりとなりましたな。あ、勝ち誇るオーサム
 に突如“巨漢殺しのスペシャリスト”であるスパイク・ダッドリーが仕掛
 け、十八番(って言うか、これしか出来ないのやけど)のアシッド・ドロ
 ップを一閃。ウーン、身の程知らずにもスパイクはオーサムの世界王
 座に狙いを定めたみたいでっせ。
○シャワー・ルームでは...
  ダニー・ドーイングがエレクトラ嬢とよからぬ事でもしようと思ったの
 か、使用中のシャワー・ルームを次々と個別にご訪問...。
○Super Calo vs. Tom Marquez vs. Ikuto Hidaka
  後に“天才児”プロディジーを名乗るトム・マルケス、格闘探偵団バ
 トラーツ所属の日高郁人、そこにスーパー・カロまでが加わって3WA
 Y戦がキック・オフ。試合は日高の良いところをディスプレイしてやろう
 とマルケスやカロが尽力してくれたのですが、ここに右膝にテーピン
 グを施し松葉杖を突いた満身創痍のサブゥが現れ、あろう事か無差
 別テロ攻撃。ウーン、00年1月9日に放送のPPV『Guilty as Charge
 d 2000』では僚友RVDの保持するTV王座に挑む事が決まっている
 サブゥの、最後のデモンストレーションって言ったところでしょうかね。
 【追記】サブゥは『Guilty as Charged 2000』終了直後にECWから離
 脱する(XPWへ参戦)事となるんやけど、この時の心境ってどんなも
 のやったのでしょうな...。
 【注意】ここだけをお読みになるとPPV『Guilty as Charged 2000』が
 サブゥのECWでのラスト・マッチの様に思えてしまうかも知れまへん
 が、『ECW WRESTLING TNN』のネタ収録用の乱入要員として、サブ
 ゥはもうちょっとだけECW一座に所属する事となりますんや。
○Jastin Credible (w/Jason) & Lance Strom (w/Dawn Marie)
 vs. Rhino & Chris Candido (w/Tammy Lynn Sytch)
  前述した様に、00年1月9日に放送のPPV『Guilty as Charged 2
 000』にて、ドリーマー&レイヴェンの保持する世界タッグ王座に挑め
 る権利が掛かった試合。加えてライノにはジャスティン&ストームに
 裏切られた恨みが、キャンディードのセコンドに付くタミー嬢には、ス
 トームのセコンドに付くマリー嬢によって、公開スパンキングの辱めを
 受けたって恨みがそれぞれあるって、まァなんとも伏線バリバリの代
 物ですワ。あ、試合はライノのゴアが乱戦の最中、相棒キャンディー
 ドのドテッ腹に誤爆してしまい、ジャスティン&ストームがタッグ王座
 挑への戦権を獲得や。ちなみに、これで勢い付いたジャスティン&ス
 トームに突如サンドマンが仕掛けるのやけど、控え室でビールを呑み
 過ぎて既に酩酊していたか(苦笑)、サンドマンはあっと言う間にジャ
 スティン&ストームによってシバき倒され、続いて今の敗戦に納得の
 いかないライノから強烈なゴア(コーナーに立て掛けたテーブルへの
 串刺し式)まで喰らうって散々な目に遭ってしまい...。
○この人だけは何時も複雑ですな...
  薄暗い控え室でレイヴェンがボソボソと心情を吐露。辛抱強くフラン
 シーン嬢が付き合ってやっておりますワ...。


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