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ECW WRESTLING TNN #016
1999-12-10 On Air
(VHS-Tape)
収録時間:約58分 |
本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょっ
と怪しいプロレス・グッズの通販屋から1本12ドル(今回は国内の某裏
ルートより入手いたしました)で発売されている代物(著作権を無視した
海賊コピー・テープ)です。で、その収録内容なんですが、1999年の8
月末より、ECWの定期放送番組『Hardcore TV』がTNN局との契約に
伴い装いも新たに(基本的なフォーマットは変わっていないけど)『ECW
WRESTLING TNN』として全国放送され始めており、それを著作権者に
無断で録画〜ダヴィングしたものですんや。ではでは、ネタの宝庫とも
言える『ECW WRESTLING TNN』、早速鑑賞してみましょ。
※尚、リピート放送やディレイ放送なども多々あったでしょうが、多分今
回放送分の一番最初の放送は1999年12月10日のはずです。
【追記】本テープですが、標準スピードで120分録画可能のものに、2
倍速録画って仕組みを使い、60分の定期放送番組を4回分収録した
内容。尚、聞きなれない2倍速録画って奴ですが、日本国内で普通に
流通しているビデオ・デッキでも再生可能(機種によっては、若干トラッ
キングが乱れる事も)。また1回につき60分の番組なんやけど、その
1/4である15分間はCM。実質、約45分間の番組ってとこですワ。
○仲が良いのやら悪いのやら...
99年11月27日のECWアリーナでの定期興行から、RVD対『ウ
ガンダの大魔神』カマラのハイライトを。試合の冒頭、RVDから「この
TVタイトル戦を、ベルトを持たぬかわいそうなシーク二世のサブゥに
捧げる」なんて野次られたサブゥ(満身創痍で松葉杖状態)、負傷を
省みず無法介入を強行や。それにしてもサブゥとRVDも仲が良いの
やら悪いのやら、さっぱり分かりまへんな。
○場面は変わって...
控え室では木製のロッカーにレイヴェンが自らの額を打ち付けて大
暴れ。こうまで錯乱されては手に負えぬとフランシーン嬢が助けを求
め、慌ててドリーマーが「落ち着け、落ち着け」と割って入っとります。
○場面は変わって...
WCW(当時)のお膝元であるジョージア州はアトランタのThe Tabe
rnacleへとやって来たECW一座。まずはジョーイ・スタイルスとジョエ
ル・ガートナーがリングに上がってご挨拶。ちょびっとだけやけど、W
CWの本丸(アトランタ)へ攻め入った事にも触れております。
○場面は変わって...
先週放送された、スティーヴ・コリーノによるリンプ・ビスキットのコン
サート襲撃(及びニュー・ジャック親分らにより、惨めに返り討ち)の模
様を再度振り返ってみましょう!。
○さっきの続き...
ジョーイ・スタイルスとジョエル・ガートナーが仕切るリング上に目下
話題沸騰中(苦笑)のコリーノがお出まし。コリーノ、先週あれだけ恥
をかいたのに、まだ凝りもせずリンプ・ビスキットの悪口を並べ立てて、
続けて客席後方に陣取る今宵の特別ゲスト第1弾の“アメリカン・ドリ
ーム”ダスティ・ローデスの姿を見つけ挑発開始。当然ローデスも黙っ
ておられずリングに上がり、コリーノやセコンドに付いたジャック・ビク
トリーを十八番の『バイオニック・エルボー』の連射で楽々と粉砕や。
さてさて、これがローデスのECWマット初登場の瞬間らしいけど、そ
れ以上に、これこそがこの後に世紀を越え、団体枠を超え、太平洋を
越えてまで繰り広げられる事となる、ローデスとコリーノの血で血を洗
う抗争劇の第一幕のはず。となると、これは21世紀のアメ・プロ・ファ
ン、必見の場面ではないやろか。
○場面は変わって...
スタイルスによる今宵の見どころ紹介。あ、ちなみにアトランタ大会
は99年12月2日の開催です。
○場面は変わって...
インパクト・プレイヤーズのプロモ。ジャスティン・クレディブル、サンド
マンの向うを張って、「竹刀ならワシの方が上手に使うデ」と挑発や。
○Spike Dudley vs. Uganda (Kamala)
今宵の特別ゲスト第2弾である『ウガンダの大魔神』カマラがリング
へ堂々の登場。さて対戦相手はとなるのですが、この大物を相手に
試合をやれる根性の持ち主はあの人しか居ません。そう、『巨漢殺し
のスペシャリスト』、リトル・スパイク・ダッドリー君ですワ。ま、顔合わ
せを見て、一度はスパイク君の十八番のアシッド・ドロップをカマラが
受け、二度目を返してカマラが圧勝、と想像いたしました。けど、それ
が何と皆さん、開始早々のアシッド・ドロップがズバリとカマラを捕らえ
て、レフリーの超高速カウントもあってスパイク君が僅か10秒程度で
カマラをフォール...。汗ひとつかかなかったカマラとスパイク君、今
宵は楽なお仕事で大助かりでしたなァ(苦笑)。
○場面は変わって...
RVDのプロモ。僚友のサブゥを目一杯こき下ろしております。
○ECW World Heavyweight Championship :
Mike Awesome (w/Judge Jeff Jones)
vs. 2 Cold Scorpio (w/Jazz)
オーサムの保持するECW認定の世界ヘビー級王座に今夜挑戦す
るのは、特別ゲスト第3弾である2・コールド・スコーピオ(ホーム・タウ
ン・ボーイみたいですな)。WWF時代のギミックであった『フラッシュ・
ファンク』の名残が少々気になるコスチュームを身に纏い、ジャズ姉さ
んを従えての御出馬ですワ。さて試合なんやけど、スコーピオはあく
までも華麗に舞い、対するオーサムはあくまでも怒涛の馬力で押し込
み、若干噛み合っていないかな、なんて思わせる瞬間もありました。
それでも最後はオーサム必殺のテーブルへのスーパー・アッサム・ボ
ム(←ここだけFMW時代風に記します)をスコーピオが志願して轟沈。
お客の求めるものを、身を挺して披露してくれたスコーピオ。アンタの
プロ意識に感謝します!。
○Justin Credible (w/Jason) vs. Sandman
リング登場と共に“ビールのガブ呑み”、“シンガポール・ケイン”な
んてキー・ワードでサンドマンを挑発するジャスティン。方や守護神の
竹刀ではなくってホウキを手に現れたサンドマン。両者共にまずは心
理戦で優位に立とうって魂胆やろか。さて試合なんですが、テーブル
をコーナーに立て掛けてジャスティンを叩き込もうとサンドマンが構え
た瞬間、ライノがリングに登場。哀れサンドマン、自ら立て掛けたテー
ブルへライノのゴアによってジャスティンと一緒にブチ込まれ(ライノは
無差別テロを仕掛けた模様)、続いて試合に介入して来たランス・ス
トーム(こちらはジャスティンの盟友)の蹴りをモロに受けて敗退です
ワ。尚、この無法にトミー・ドリーマーが現れてサンドマンを援護する
んやけど、こっちも最後はあっさりと返り討ちに。ま、ジャスティン率い
るインパクト・プレイヤーズの独壇場って感じの試合内容でした。
あ、ストームに付いたダーン・マリー嬢とドリーマーに付いたフランシ
ーン嬢のキャット・ファィトも申し訳程度にはありましたデ。
○場面は変わって...
レイヴェンに対して「何故助けに来なかった!」とドリーマーが詰め
寄ってます。いよいよ両者の溝も深くなって来ましたな。ってところで
今週はここまで。次回もお楽しみに!。 |
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