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Big Apple Blizzard Blast
Queens, NY - Lost Batallion Hall 1996-2-3
(VHS-Tape)
収録時間:約2時間29分 |
本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょ
っと怪しいプロレス・グッズの通販屋が1本20ドルで発売している、E
CWによる1996年2月3日開催のニュー・ヨークはクイーンズ地区に
あるロストバタリアン・ホール(戦没者記念公会堂)での定期興行『Bi
g Apple Blizzard Blast 1996』の全容が納められた代物ですんや。
さてさてこのテープ、『Rf-Video』の商品紹介によると当時興行会場
にて販売されていた“オリジナル”だそうで、それが証拠にテープは
白箱に収められ、トミー・ドリーマーのサインまでが入っているって逸
品。なるほど、確かにトミー・ドリーマーと思われるサインはあるもの
の、これがホンマものなのかは疑わしい限り(苦笑)。しかもそれで通
常の無法ダヴィング・テープより8ドルも高い(今回は定例の週末セ
ールに合わせてオーダーしたので、3割引の14ドルやったけど)とあ
ってはねェ...。ま、映像は無法ダヴィング・テープに比べると少々マ
シに感じられるし、ここはサインを書いたのがドリーマー本人であると
信じて、そろそろレビューでもしたためてみましょか...。
○興行開始にあたり...
“ポーリー”チャントの中、ポール・Eがリング上からご挨拶。
@Taz (w/Bill Alfonso) vs. Shark Attack
「ニュー・ヨークなんて大嫌いじゃ!」とアルフォンソが悪態をつき、
定石通りに客席を温めた後は、タズが洒落にならん勢いのスープ
レックスとカ・タ・ハ・ジ・メでシャーク・アタックを一蹴。あ、これで調
子付いたアルフォンソの横暴な態度に、タッド・ゴードン(初代ECW
オーナー)がブチ切れてアルフォンソ相手にオトコ版のキャット・ファ
イトを敢行。ここにタズが助っ人として介入したところ、なんと“イレ
ズミ獣”バン・バン・ビガロが姿を現して...。あ、どうやらこれがビ
ガロのECWデビューみたいですな。
AThe Headhunters (w/Damien Kane & Lady Alexander)
vs. Axl Rotten & El Puerto Ricano
日本のIWAジャパンから来ましたと紹介されたのは、“空飛ぶ巨
漢双子”としてワシらにも馴染みのヘッドハンターズ。ハンターAが
お客さん達渇望の月面水爆(←ハンターBはこれを出来ない)を披
露し、“ザ・プエルトリコ人”をフォールしております。
BECW World Tag Team Championship :
The Eliminators (Perry Saturn & John Kronus)
vs. Cactus Jack (w/Raven) & Mikey Whipwreck
WWF(当時)への栄転が噂されていた当時のカクタス・ジャック。
いくらWWF’NFと書かれたお手製のTシャツを着て現れようが、客
席からは“お前なんか叩き売りじゃ”チャントが浴びせられ、共にタ
ッグのベルトを保持しているマイキーに対しても【Mikey If Titan Ca
lls Please Go !】(TitanとはWWFの事で、直訳するならば、お前も
WWFに呼ばれているのなら、どうぞ出て行って!ってとこやろか)
とのサイン・ボードが上がり...。尚、試合の方ですがマイキーが
イリミネーターズ必殺の“完全殺戮”を浴びてジ・エンド。これで腰か
らタッグのベルトがなくなったカクタス、ちゃくちゃくと“旅立ち”の準
備を進めているってところでしょうか。
あ、晴れて新たなタッグ王者コンビとなったイリミネーターズにピット
ブルズ&フランシーン嬢が仕掛け、ブッといチェーンを使ってポーゴ
様顔負けの絞首刑スポットを強行。フランシーン嬢が首にコルセット
を付けているところを見ると、過去にイリミネーターズから受けた暴
行に対しての仕返しみたいですワ。
○場面は変わって...
イリミネーターズが手にしたタッグ王座、ピットブルズだけが狙っ
ているのやおまへん。ギャングスターズも虎視眈々と狙ってまっせ。
CShane Douglas & Tommy Dreamer (w/Beulah)
vs. Raven (w/Kimona Wanalaya)
& Stevie Richards (w/The Blue Meanie)
レーザー・ラモン(あ、HGの事やおまへんデ)のTシャツを着用し、
口に咥えたつまようじをポイっとダグラス師匠に投げ付けたスティー
ヴィ君(ラモンを気どっているみたい)でしたが、当然これでダグラス
師匠の怒りを買ってボコボコにされる羽目に(苦笑)。最後もドリー
マーの延髄斬り(←結構珍品やね)を喰らって昇天です。尚、試合
の中盤にカクタスが乱入してダグラス師匠を襲い、終盤今度はサン
ドマンが乱入してレフェリーを含めての無差別テロ!。これにより2
月17日に予定されている次回定期興行『Cyberslam 1996』にてカ
クタス対ダグラス、サンドマン対レイヴェンの直接対決が組まれる
事となりました。
DRey Misterio Jr. vs. Juventud Guerrero
ミステリオ・ジュニア(現WWEのミステリオ)を主軸に置き、仇役
としてそこにシコシスやフベントゥを絡ませて『エクストリーム・ルチ・
リブレ』を提供していた当時のECW。今夜も受けに徹するフベント
ゥに対し、ミステリオ・ジュニアが難度の高いムーヴをガンガン仕掛
け、ライヴの客を煽り倒します。あ、試合はミステリオ・ジュニアが勝
ち名乗りを受ける結果となっておりますが、勝敗とは別に客席の沸
き方が凄かったと記しておなかいとね。
○場面は変わって...
恐れ多くもタズにたてついたミステリオ・ジュニア、タズのスープレ
ックスをモロに被弾して半殺しに...。
○場面は変わって...
どう言った経緯なのか分からないのですが、隙間風が吹き出して
いたサンドマンとマネージャ役のウーマン女史。リングの上で口論
となった途端サンドマンと協調しているスコーピオが姿を現し、「もう
こんなオンナ、要らんやんけ!」と一方的に三行半...。
○場面は変わって...
95年12月29日開催の定期興行『Holiday Hell 1995』において、
ミッシー・ハイアット嬢の熱い熱い口付けを頂戴したスティーヴィ君。
しかし何が気に入らなかったのか、何かここまでに事件でもあった
のかは分からないのですが、先の口付けを“セクハラ行為”である
と訴える準備をしているんやて。すると当のミッシー嬢が姿を現し、
続いてウーマン女史と決別したばかりのサンドマンまでお出まし。
で、いろいろと小競り合いもあった末、サンドマンの新しいマネージ
ャにミッシー嬢が付く事が決まったようで...。
EJ.T Smith vs. Buh Buh Ray Dudley
(w/Big Dick Dudley & Sign Guy Dudley
& Dances With Dudley)
コミカルなドモリ・キャラを演じていたババ・レイと、何処からどう見
ても黒人であるのに“イタリアの種馬”(←直後の純血イタリア人軍
“FBI”の出現を予感させますな)を気どっているJTとの一騎討ち。
試合はババのパワー・ボムにてJTが秒殺されて幕となっとります。
FSabu vs. Mr. Hughes
巨漢のヒューズとサブゥの一騎討ち。さすがのサブゥもヒューズの
馬鹿デカい身体を持て余す場面が多々ありましたが、それでもアラ
ビア殺法を全て出し切って(←勝敗云々やなく、このポイントが肝心
ですな)の勝ち名乗りはご立派。
G2 Cold Scorpio & Sandman vs. Gangstas
大ネタ小ネタと様々な手法でお客達を沸かしまくった今夜の定期
興行ですが、いよいよこれからがメイン・エベント。今夜フィナーレと
して組まれたのは、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』を大音量で流し
て凶器テンコ盛りで現れたギャングスターズと、これまた『エンター・
サンドマン』を大音量で流してお出ましとなったサンドマン&スコー
ピオの激突や。さてさてニュー・ジャック親分のブチ撒けた凶器で足
の踏み場もなくなったリング上、及びリング周辺にて延々繰り広げ
られた大乱闘ですが、やっぱりこの展開ではギャングスターズのワ
ン・サイド・ゲーム。サンドマンもスコーピオもボコボコにド突きまくら
れ、さァそろそろフィニッシュの時間かと思ったら、スコーピオがムス
タファの一瞬の隙を突いて乾坤一擲の逆さ丸め込み!。
尚、暴れ疲れたギャングスターズが控え室に姿を消した後、リング
上で大の字で伸びるサンドマンにスコーピオが気付けのタバコとビ
ールをくれてやると、あれあれサンドマンはムックリと起きだして、ス
コーピオの「Go Sandman !, Go !」の掛け声に乗ってヘロヘロとけっ
たいなダンスを始めて...(苦笑)。って事で、今夜は時間もよろし
いようで......(笑)。 |
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