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When Worlds Collide
South Philadelphia, PA - ECW Arena 1994-5-14
(VHS-Tape)
収録時間:約1時間48分 |
本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょっ
と怪しいプロレス・グッズの通販屋から1本12ドル(今回は定例の週末
セールに合わせてオーダーしたので送料が無料でした)で発売されて
いる代物(著作権を無視した海賊コピー・テープ)ですんや。で、その収
録内容はと言うと、まだECWが【Extreme Championship Wrestling】で
はなく、【Eastern Championship Wrestling】の略であった時代、1994
年5月14日にフィラデルフィアのECWアリーナにて開催された定期興
行『When Worlds Collide 1994』の全容を納めたものなんですワ。
@Tommy Dreamer vs. Rockin' Rebel (w/Jason)
試合前、胡散臭い笑顔でシェイク・ハンドを求めるレベル。で、これ
に張り手で応え、そのまま試合へと突入して行ったのは、実況のジョ
−イ・スタイルスに「ヤング・スター、ヤング・ライオン」と形容されたド
リーマー。レベルのセコンドに付いた“地球一セクシーな男”ジェイソ
ンのセコな介入を受けたものの、最後はブサイクながらも熱いルー・
テーズ・プレスにてレベルをフォールしておりまっせ。
AECW World Television Championship :
Mikey Whipwreck vs. 911 (w/Paul E.Dangerously)
ネット上の記録によると、この興行の前夜にもペンシルベニア州に
て(やっぱりECWアリーナやろか?)興行があって、そこでピットブル
の1号からTV王座を引き継いだのがマイキー・ウィップレック。今宵
はセル・フォン(←小さな携帯電話が主流の今、これ見ると異様に巨
大に思えるけど、当時はあれが最先端やったからなァ)を片手に喚き
散らすポール・Eに引き連れられた巨漢911を相手に防衛戦となりま
した。ただし試合と言っても、“団体最弱ギミック”のマイキーと、チョー
ク・スラムしか出来ない911では、とてもやないけどマトモなものはや
れまへん。って事で、911が試合開始早々マイキーをチョーク・スラ
ムの連発でリングに沈めると、レフェリーが「もゥそこらで止めてやれ」
と割って入り、これに怒った911はレフェリーにもチョーク・スラムを。
勿論911には即刻反則負けの判定が下り、マイキー君の初防衛が
滞りなく完了。まずは目出度し目出度しってとこですな(苦笑)。
B"Superfly"Jimmy Snuka (Hunter Q. Robbinson III)
vs. Kevin Sullivan (w/Woman)
「2人の伝説のレスラーが激突します!」と実況のジョーイ・スタイル
スがやや興奮気味(苦笑)に伝えるのは、スヌーカとサリバンの一騎
討ち。試合はサリバンが突っ掛ける形で火蓋が切られ、スヌーカが
サリバンを誘い出す形で場外へ。けど場外戦となると、これはやっぱ
りサリバンの主戦場や。パイプ椅子にフライパンにロープにスパナと、
サリバンは手あたり次第に凶器を掴み、それでスヌーカを一方的に
攻撃。しかしスヌーカも少しもエエとこなしに沈むかと思っていたら、ス
ヌーカのセコンドに付いたハンターQがサリバンの足をリング下から
引っ張り、これに気を取られたのか、サリバンはやけにあっさり(殆ど
抵抗する事もなく)スヌーカに3カウントを謙譲...。こんな安物のブ
ック(失礼)を飲まされた自分自身が恥ずかしいのか、エエ歳して照
れ隠しでもないのでしょうが、試合後のサリバンはハンターQやプレ
スのカメラ・マンを無差別に襲い始めました(苦笑)。
【追記】そんなサリバンの傍に付いていたのは、当時実生活でもサリ
バンの嫁であったはずのウーマン女史。この方、サリバンを捨ててク
リス・ベノワと一緒になり、その後にあの忌まわしい事件へと巻き込
まれて行くんですな。それを知る今となっては、ビデオを鑑賞しつつも
非常に複雑な心境でしたワ。
CSingapore Cane Match :
"Ironman"Tommy Cairo & Miss Peaches
vs. The Sandman & Woman
場外戦を含め、序盤からカイロの切れ味鋭いスープレックスがビシ
バシと決まってサンドマンはどうにも押され気味。しかも突如勃発した
(苦笑)ウーマン女史対ピーチズ嬢のキャット・ファイトのあおりを喰ら
い、なんとサンドマンがうだうだのままピーチズ嬢からフォールを奪わ
れてしまいます。勿論、ルールに従ってサンドマンが竹刀で打たれる
んやけど、ピーチズ嬢によってバギー・パンツをズリ下げられ、色白の
お尻をブタれているサンドマンの情けない姿...(苦笑)。
で、これ以上は見ておれないとウーマン女史が捨て身のパウダー攻
撃を仕掛け、最後はサンドマン&ウーマン女史がカイロ&ピーチズ
嬢に、三倍返しの竹刀攻撃ですワ。見た目、ちょっと良いオンナであ
るピーチズ嬢がお尻を竹刀でバシバシと打たれる場面、多分“S”系
の方なら勃起モンやと思うな(いや、ホンマ)。
DGrudge Match :
The Pitbull (w/Jason) vs. The Tazmaniac
『遺恨戦』と銘打たれた本試合。では両者にどんな遺恨があったの
かとネットにてアレコレ調べてみましたが、4月16日のペンシルベニ
ア州での定期興行(やっぱりECWアリーナやろか?)でピットブルが
タズマニアックを倒してTV王座を獲った(Aでも触れた様に、5月13
日の定期興行でマイキーに奪われるんやけど)って事が発端やろか。
注目の試合やけど、両者共にパイプ椅子を振り上げての大乱闘で、
ピットブルのセコンドについたジェイソンもインチキ臭いカンフー攻撃
を駆使してピットブルを援護射撃(苦笑)。しかしタズマニアックが強
力無比な七色のスープレックス(←何処かで聞いた喩えやなァ)で徐
々に試合を支配しはじめ、いよいよこれでフィニッシュかと思ったら、
リング下からジェイソンが何やら口出し。で、これにタズマニアックも
レフェリーもが集中力を奪われてしまい、ここを勝機とピットブルは右
手にチェーンをこっそりと装着して...。
【追記】ピットブルの反則チェーン・パンチに煮え湯を飲まされた格好
のタズ、これでは収まらぬと6月24日にECWアリーナにて開催され
る定期興行『Hostile City Showdown 1994』にて“犬の首輪戦”を要
求するのですが...(それでも新たな遺恨が生まれ、結局最終決着
は7月16日にECWアリーナにて開催される定期興行『Heatwave 1
994』まで持ち越されるんです)。
EHandicap Elimination Tag Match :
JT Smith & The Bruise Brothers
vs. "The Franchise"Shane Douglas & Mr. Hughes
& The Public Enemy
JTがブルース兄弟って頼りになる用心棒をバックに、数の上では3
対4となって不利である事も顧みず、腹心ヒューズを従える世界王者
ダグラス&世界タッグ王者コンビのパブリック・エネミーに捨て身の戦
い(苦笑)を挑むって図式。ただし狡猾なダグラス一派が相手ではJ
Tも防戦一方(もともとJTって弱っちいからなァ)。しかもダグラス一派
がJTの右膝にピン・ポイント攻撃を仕掛けたモンやから、JTはフラフ
ラになってしまいました。けどダグラス&ヒューズとブルース兄弟が場
外戦に熱中して(いや、ブックに従って...)全員カウント・アウトとな
り、なにやら風向きも変わって来ましたデ。そう、まだパブリック・エネ
ミーの2人がリングには残っているんやけど、こうなると試合はJTの
もの。電光石火の丸め込み×2連発で、(ブックに従順な)パブリック・
エネミーを沈めるのに時間はそんなに必要なかったですワ。
【ボヤキ】ダラダラと時間ばかり長く、なんとも盛り上がりに欠けたこの
試合でしたが、出来る事ならパブリック・エネミーとブルース兄弟のタ
ッグ戦、ダグラスとJTのシングル戦(JTが相手でも、ダグラスの腕な
らそれなりの試合を構築するやろ)にして貰えると非常に嬉しかった
んやけど、こればっかりはどないしようもおまへんわなァ...。
FSabu (w/Paul E.Dangerously & 911)
& "Beautiful"Bobby Eaton
vs. Terry Funk & "The Enforcer"Arn Anderson
さてさて5月14日の定期興行『When Worlds Collide 1994』もいよい
よ大詰めとなり、ラストはサブゥとテリー御大との戦いに、ボビー・イー
トンとアーン・アンダーソンが客演するって非常に豪華な顔合わせの
タッグ戦。ちなみにサブゥをコントロールするポール・Eですが、WCW
に雇われていた頃は『デンジャラス・アライアンス』ってユニットをマネ
ージメントしておりまして、当時このユニットにはイートンやアンダーソ
ンも属していた(他のメンバーはスティーヴ・オースチン、リック・ルー
ド、ラリー・ズビスコ)って、まぁ正直なんとも伏線バリバリのマッチ・メ
イクでもおますんや。で、試合模様なんですが、海千山千の大物役
者達に囲まれつつもサブゥは得意のアラビア殺法を駆使して自己主
張は忘れまへん。それでもやっぱりアンダーソンがサブゥに放った豪
快なDDT×3発から、伝家の宝刀であるスパイン・バスターへと引き
継ぐ辺りは、アンダーソンの余りの格好良さにワシ自身モニター画面
の前で唸らされるばかりでしたな。尚、豪華な客演陣の顔を潰さずに
どんな形で試合にピリオドを打つのか非常に気になっていたのです
が、テリー御大を潰せとパブリック・エネミーが無法介入を仕掛け(←
これはアンダーソンが迎撃)、一気にリングの周辺が緊張。続いてサ
ブゥを狙ったテリー御大のパイプ椅子攻撃が、不幸にも(苦笑)サブゥ
ではなくアンダーソンの頭頂部へとクリーン・ヒットし、「さっきはパブリ
ック・エネミーを追っ払ってやっているのに、そんなワシに対しお前は
何て事をしよるんや!」とアンダーソンは激高。猛烈な勢いでパイプ
椅子をテリー御大の身体に降らせ、身動き一つ出来なくなった(←ち
ょっと大袈裟)テリー御大を一瞥し、「さっさとフォールしてしまえ!」と
対戦相手であったサブゥに指示....。そうか、今宵の幕引きはこん
なネタでっか。ぶっちゃけた話、古典的ではあるけど、役者陣の顔触
れの豪華さと、その確かな演技力に救われたって感じですな。 |
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