ECW WRESTLING TNN #012
 1999-11-12 On Air
 (VHS-Tape)
 収録時間:約58分
 本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょっ
と怪しいプロレス・グッズの通販屋から1本12ドル(今回は国内の某裏
ルートより入手いたしました)で発売されている代物(著作権を無視した
海賊コピー・テープ)です。で、その収録内容なんですが、1999年の8
月末より、ECWの定期放送番組『Hardcore TV』がTNN局との契約に
伴い装いも新たに(基本的なフォーマットは変わっていないけど)『ECW
WRESTLING TNN』として全国放送され始めており、それを著作権者に
無断で録画〜ダヴィングしたものですんや。ではでは、ネタの宝庫とも
言える『ECW WRESTLING TNN』、早速鑑賞してみましょ。
※尚、リピート放送やディレイ放送なども多々あったでしょうが、多分今
回放送分の一番最初の放送は1999年11月12日のはずです。

【追記】本テープですが、標準スピードで120分録画可能のものに、2
倍速録画って仕組みを使い、60分の定期放送番組を4回分収録した
内容。尚、聞きなれない2倍速録画って奴ですが、日本国内で普通に
流通しているビデオ・デッキでも再生可能(機種によっては、若干トラッ
キングが乱れる事も)。また1回につき60分の番組なんやけど、その
1/4である15分間はCM。実質、約45分間の番組ってとこですワ。

○今宵も波乱の幕開け...
  今宵の定期放送番組『ECW WRESTLING TNN』は99年10月30日
 にオハイオ州はデイトンのハラ・アリーナで開催された定期興行から
 のネタがメイン。まずはジャスティン・クレディヴル、ランス・ストームら
 が会場入りをしようとすると、ライノが近寄って来て、「サンドマンが..
 .」と何やら耳打ちを。あ、この夜の興行模様については、『Rf-Video』
 が『Suicidal in the Midwest』としてファンカムものDVD−Rを発売して
 おりますので、興味をお持ちの方はこちらもどうぞ。
○いろいろとあった『November to Remember 1999』
  ここで11月7日に放送されたばかりのPPV『November to Remem
 ber 1999』から名場面を少しだけご紹介...。
○ドリーマーのプロモ
  ともにタッグ王座に就く相方レイヴェンと仲が日に日に悪化するドリー
 マー、PPV『November to Remember 1999』を目前に、ハラ・アリーナ
 の便所で壁に頭突きを喰らわせ(3発目で額が割れました)大暴れ。
○Jerry Lynn vs. Steve Corino(w/Jack Victory)
  10月30日のハラ・アリーナからのチョイス。リンの負傷中の脇腹(包
 帯が巻いてある)を、パイプ椅子やパンチやキックで的確に打ち抜くコ
 リーノ。卑劣な手段なんやけど、これが観ているお客には感情移入し
 易く、試合はヒート・アップ!。わりと短時間でリンの必殺の変形墓石
 パイルによってコリーノが敗れたけど、キチンとツボを押さえた両者の
 試合運びには感心させられましたな。あ、試合後には当時コリーノ一
 派に属していたタジリが乱入し、リン(←『November to Remember 19
 99』での3WAYダンス戦の相手。もう一人はスーパー・クレイジー)の
 顔面に向けて緑の毒霧を噴き掛ける場面もありましたデ。
○サイラスのプロモ
  手にしたリポート用紙とボール・ペンが意味深ですな。
○いろいろとあった『November to Remember 1999』
  フランシーン嬢とマリー嬢のキャット・ファイト、ニュー・ジャック親分の
 高所からの自殺ダイヴ、これら名場面を少しだけご紹介...。
○いろいろとあった『November to Remember 1999』
  相変わらずド迫力のマイク・オーサム対マサト・タナカ、骨の軋む音
 が聞こえて来そうな名場面を少しだけご紹介...。
○Yoshihiro Tajiri vs. Super Crazy
  スタンド席の手摺りから月面水爆を見舞うクレイジーに、複雑なムー
 ヴを経てクレイジーを看板技のタランチュラで捕獲するタジリ。どちらも
 毎度毎度の事ながら芸達者なところを披露。あ、試合は終盤、先のコ
 リーノとの一騎討ちでの乱入に対する仕返しだとリンが現れ、憎きタジ
 リに手を出すも、最後はこれを上手くしのいだタジリが棚ボタ式で勝利
 を手中に。で、この時のタジリの表情の作り方が何とも最高なんや。ウ
 ーン、こんな芸当、教わったからって誰にでもやれるモンではないデ。
 尚、この試合も10月30日のハラ・アリーナからのチョイスです。
○Sandman vs. Rhino (w/Steve Corino & Jack Victory)
  これも10月30日のハラ・アリーナからのチョイスで、まずは入場シー
 ンをどうぞご覧下さいな。
○アクセル&マホーニーのプロモ
  またもやハラ・アリーナの便所での収録。で、アクセル&マホーニー
 が仇敵『暴走禿頭軍』をボロクソにこき下ろしていると、後の個室から
 当の『暴走禿頭軍』が音もなく忍び寄り...。
○Sandman vs. Rhino (w/Steve Corino & Jack Victory)
  この夜のちょうど一週間前、99年10月23日のECWアリーナ大会
 においてWCWより御帰還(WCWからお払い箱?)したサンドマン。
 メタリカの『エンター・サンドマン』をフル・コーラス使って堂々のお出ま
 しですワ。あ、試合は缶ビールのプル・トップを勿体振って開けていた
 サンドマンのドテっ腹にライノがゴアをブチ込んで幕開き。けどサンドマ
 ンも客席からの“よく帰って来てくれた!”チャントを背に、ライノに竹刀
 の雨を降らせて形勢を逆転。しかしここにジャスティン&ジェイソン、ド
 リーマー&レイヴェンが現れ、試合はあっと言う間に不透明決着に。
○レイヴェンのプロモ
  ドリーマーやサンドマンへの歪んだ気持ちを吐露しとります。


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