ECW WRESTLING TNN #010
 1999-10-29 On Air
 (VHS-Tape)
 収録時間:約58分
 本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょっ
と怪しいプロレス・グッズの通販屋から1本12ドル(今回は国内の某裏
ルートより入手いたしました)で発売されている代物(著作権を無視した
海賊コピー・テープ)です。で、その収録内容なんですが、1999年の8
月末より、ECWの定期放送番組『Hardcore TV』がTNN局との契約に
伴い装いも新たに(基本的なフォーマットは変わっていないけど)『ECW
WRESTLING TNN』として全国放送され始めており、それを著作権者に
無断で録画〜ダヴィングしたものですんや。ではでは、ネタの宝庫とも
言える『ECW WRESTLING TNN』、早速鑑賞してみましょ。
※尚、リピート放送やディレイ放送なども多々あったでしょうが、多分今
回放送分の一番最初の放送は1999年10月29日のはずです。

【追記】本テープですが、標準スピードで120分録画可能のものに、2
倍速録画って仕組みを使い、60分の定期放送番組を4回分収録した
内容。尚、聞きなれない2倍速録画って奴ですが、日本国内で普通に
流通しているビデオ・デッキでも再生可能(機種によっては、若干トラッ
キングが乱れる事も)。また1回につき60分の番組なんやけど、その
1/4である15分間はCM。実質、約45分間の番組ってとこですワ。
 
○先週の衝撃の事件について...
  先週の放送で紹介された、10月9日のニュー・オリンズ大会での
 ミー嬢への辱め(非情のスパンキング攻撃)について、多分このネタ
 を自ら書いたのであろうポール・Eが白々しく(失礼)振り返っておりま
 す。尚、今宵の定期放送番組『ECW WRESTLING TNN』ですが、10
 月22日にニュー・ヨーク州はポキプシーにあるミッド・ハドソン・シビッ
 ク・センターにて収録された各試合が放送素材。尚、本興行について
 は『Rf-Video』からファンカムもののDVD−Rが『Havok on the Huds
 on』として既に発売済みなので、興味と銭のある方は、こちらも合わ
 せてご覧になられるとより一層楽しめるかもね。
○Sabu (w/Bill Alfonso) vs. Taz
  ジョーイ・スタイルスがいきなり紹介したのはタズとサブゥ。そう、W
 WF(当時)へのジャンプ・アップを控え、1999年9月19日のPPV『A
 narchy Rulz 1999』にて、ECWでの『残務整理』として腰に巻いてい
 たECW認定の世界王座のベルトを後任のマイク・オーサムにバトン・
 タッチし、腰の辺りが身軽となったタズの、多分これがECWマットでの
 サブゥとの最終試合。ここらはジョーイ・スタイルスも十分に意識してい
 る様で、タズは勿論、加えて対戦相手のサブゥも念入りに過去の王座
 奪取歴を伝え、事前にタズの栄転情報を掴んでいたと思われるお客
 達の意識をリングに集中させよります。で、潔い握手から始まった試
 合は、次の瞬間から猛烈なパンチ合戦へと移行。これが場外ところ狭
 しと延々繰り拡げられ、再度リングに戻った直後にはサブゥがタズに
 よってテーブルへと叩き込まれ敗色濃厚となった場面もあったものの、
 最後はサブゥのアラビア式レッグ・ドロップ(onテーブル)の2連発によ
 ってタズが『業界の不文律』に沿い綺麗に散ってくれました
  尚、試合決着直後にジャスティン&ストームが乱入しサブゥに闇討ち
 を仕掛けるんやけど、これは追って現れたRVDがキッチリ追撃。しか
 し当時サブゥとRVDの仲はどうにもしっくりと行っておらず、しかもこの
 翌日のECWアリーナ大会ではサブゥがRVDの保持するTV王座に挑
 戦するなんて難儀な試合も控えていたため、サブゥとRVDはアルフォ
 ンソの制止も振り切って殴り合いを展開。この様子を眺めていたタズ、
 これにちょっと一枚噛んではみたものの、「既に俺抜きの物語りがEC
 Wでは始まっているんやな。もゥ俺の居場所はない。後はお前等で切
 り盛りして行きや...」って感じで、未だ果てぬサブゥとRVDとの乱闘
 に一瞥くれて花道を控え室へ。それにしてもこの時のタズの表情!。
 ワシ、これだけをお題にして一晩中喋り続ける事が出来まっせ。
○次回のPPVは『November to Remember』です!
  オーサムとタナカの一騎討ちが決定したと、ジョーイ・スタイルスとジ
 ョエル・ガートナーが興奮気味にアナウンス。
○Extreme Gruge Match :
 Lance Storm (w/Dawn Marie)
 vs. Tommy Dreamer (w/Francine)
○Raven vs. Justin Credible (w/Jason)
  翌日のECWアリーナ大会においてドリーマー&レイヴェンの保持す
 るタッグ王座にジャスティン&ストームが挑むって試合が決まっていた
 ので、まァこの2試合はそのタッグ戦に向けての最後のネタ振りの場
 と考えるのが適切やろね。あ、タッグ王座に就いてはいるものの、ドリ
 −マーとレイヴェンは一触即発分裂の危機にありまして、なんとドリー
 マー対ストーム戦では、フランシーン嬢とマリー嬢によるキャット・ファ
 イトの真っ最中にレイヴェンが乱入し、ストームではなくパートナーで
 あるはずのドリーマーにDDTを見舞う(これによりドリーマーが敗退)
 大暴走!。続くレイヴェン対ジャスティン戦では、ジャスティン&ストー
 ムに袋叩きにされるレイヴェンをドリーマーが助けに入ったものの、や
 はりすぐに両者は試合などそっちのけで番外戦を始めてしまい...。
 さてさて明日のECWアリーナでのタイトル戦はどうなる?。
○ノヴァ、語る...
  試合前にロッカー・ルームにて収録されたノヴァの独白。デヴィッド・
 キャッシュ(現在のクリス・キャッシュ)を、ベスト・フレンドであり、ベスト
 ・パートナーであると述べております。
○Nova & David Cash
 vs. Da Baldies (DeVito & Angel & Vito LaGrosso)
  って事で、ノヴァとキャッシュが手に手を取って悪者『暴走禿頭軍』と
 対戦。しかし試合開始早々、ドーイング&ロードキル&ミス・コンジェニ
 アリティ(後のWWEのリタ)が試合に介入し、続いてアクセル&マホ
 ーニーの暴れん坊コンビや、ジャズ姉さんまでもがゾロゾロと登場や。
 あ、最後はドーイング&ロードキルがド突き回されて、薄口暴力風味
 の寸劇は幕となりましたとさ...。
○レイヴェン、語る...
  タッグのベルトを足元に、レイヴェンがドリーマーへ対する捻れた心
 情を吐露...。試合は下手やけど、こんなプロモをやらせるとこの人
 はホンマに上手やね


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