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ECW WRESTLING TNN #009
1999-10-22 On Air
(VHS-Tape)
収録時間:約58分 |
本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょっ
と怪しいプロレス・グッズの通販屋から1本12ドル(今回は国内の某裏
ルートより入手いたしました)で発売されている代物(著作権を無視した
海賊コピー・テープ)です。で、その収録内容なんですが、1999年の8
月末より、ECWの定期放送番組『Hardcore TV』がTNN局との契約に
伴い装いも新たに(基本的なフォーマットは変わっていないけど)『ECW
WRESTLING TNN』として全国放送され始めており、それを著作権者に
無断で録画〜ダヴィングしたものですんや。ではでは、ネタの宝庫とも
言える『ECW WRESTLING TNN』、早速鑑賞してみましょ。
※尚、リピート放送やディレイ放送なども多々あったでしょうが、多分今
回放送分の一番最初の放送は1999年10月22日のはずです。
【追記】本テープですが、標準スピードで120分録画可能のものに、2
倍速録画って仕組みを使い、60分の定期放送番組を4回分収録した
内容。尚、聞きなれない2倍速録画って奴ですが、日本国内で普通に
流通しているビデオ・デッキでも再生可能(機種によっては、若干トラッ
キングが乱れる事も)。また1回につき60分の番組なんやけど、その
1/4である15分間はCM。実質、約45分間の番組ってとこですワ。
○ECW World Heavyweight Championship :
Mike Awesome (w/Judge Jeff Jones)
vs. New Jack
さてさて今宵の定期放送番組『ECW WRESTLING TNN』ですが、9
9年10月9日にルイジアナ州はニュー・オリンズで収録された各試合
が放送素材。まずはECW認定の世界座に就くマイク・オーサムが、
“路上の王”ことニュー・ジャック親分の挑戦を受けるって構図の試合
ですワ。で、注目の挑戦者ニュー・ジャック親分ですが、ムスタファと
のコンビでタッグ戦線をかき回した実力者である事は自他ともに認め
る存在ではあるものの、キャラに合わんと本人も割り切っているのや
ろね、これまでシングル王座とは全く縁がおまへんでした。なので、
今夜のタイトル戦もドサ巡業の一環で突如組まれたって感じ。けどそ
こは親分、他の大勢の雑魚選手みたいに放送素材用にとタイトル戦
を行ってオーサムに一方的に潰され、オーサムの強さのみをお茶の
間に届ける、なんて屈辱の“お仕事”は簡単に了承いたしまへんデ。
「場外テーブル葬は受けるし、勿論重爆プレスを喰らって負けるのも
かまへん。その代わり場外戦ではワシの好きなようにさせろ。当然ギ
ター・ショットも受けて貰うし、あ、ホチキス攻撃もやるけど文句はない
な」、くらいはロッカー・ルームでおっしゃったでしょうな...(苦笑)。
○Chris Candido (w/Tammy Lynn Sytch) vs. Nova
これも10月9日開催のニュー・オリンズ大会からのチョイス。非常に
介入者多数ですが、元々はノヴァとクリス・キャンディード(withタミー
嬢)の試合であったものが、ドーイング一派(withロードキル&ミス・コ
ンジェニアリティ)の介入でめちゃくちゃになったって寸法ですワ。
一応、下にこの試合の見所を順に記しますが、
◆ドーイング一派の介入でノヴァ対キャンディード(withタミー嬢)のシ
ングル戦が、ノヴァ&キャンディード(withタミー嬢)対ドーイング(wi
thミス・コンジェニアリティ)&ロードキルのタッグ戦へと変容。
◆ドーイング一派の介入に怒ったタミー嬢、ミス・コンジェニアリティと
キャット・ファイトを展開。
◆ここに突如ランス・ストームとダーン・マリー嬢が現れ、なんとミス・
コンジェニアリティとマリー嬢は悪の連携を披露。タミー嬢のお尻を
剥き出しにしてSM行為もどきのエッチなスパンキング攻撃炸裂(タ
ミー嬢が苦手なワシでも、この場面は恥ずかしながら股間が疼きま
した)でっせ。ウーン、これは殿方必見や!。
◆マリー嬢、ミス・コンジェニアリティをダブル・クロスしてトミー・ドリー
マー&フランシーン嬢を呼び出し。
◆マリー嬢とフランシーン嬢によるエッチなキャット・ファイト。
◆ストームらを援護せんとジャスティン・クレディブル介入〜続いてド
リーマーと共にタッグ王座に就いているレイヴェンも介入。
◆ドリーマー&レイヴェン、手を組んでジャスティン一派を駆逐するも、
レイヴェンは例によって例の如くドリーマーにDDTをお見舞い...。
【追記】ドリーマーとレイヴェンとの危うい同盟関係をディスプレイした
かったってのが今夜のドタバタ劇の本筋なんでしょうが、見逃しては
ならないのがタミー嬢のお尻への屈辱的なスパンキング。で、これに
ついてはヴィンス・マクマホンの伝記本『WWEの独裁者』に興味深
い記述がありまして、なんでもECW一座に再就職はしたもののタミ
ー嬢は日常生活における素行不良が一向に改善されず、挙句の果
てにロッカー・ルームにてご禁制のクスリを過剰にキメて意識を失うっ
て問題を起し、これへの戒めとしてポール・Eはスパンキングのネタ
を強制したそう。ま、事の真偽はこの際どうでもエエけど、脂の乗った
ちょっと弛み気味の大きなお尻がビシバシとシバかれる様子は、S趣
味の方もM趣味の方も必ずやご満足されるはずですワ。
○Rhino (w/Steve Corino & Jack Victory) vs. David Cash
これも10月9日開催のニュー・オリンズ大会からのチョイス。キャッ
シュのスワン・ダイヴ式のミサイル・キックを受けてやったライノ、豪快
なタックル(未だ“ゴア”って名称は付いてません)一発であっさりと試
合に幕引きを。
○Rhino (w/Steve Corino & Jack Victory)
vs. Sabu (w/Bill Alfonso)
キャッシュを余裕で下したライノ、その余勢をかって控え室に居るサ
ブゥを呼び出し。で、これにサブゥも応じたものやから、いきなりライノ
対サブゥの番外戦が開戦や!。試合はライノを援護せんと、コリーノ
やヴィクトリーが何度となく介入を行い、その度にサブゥが折角作った
好機を逃すって展開。で、遂にコリーノらの汚いやり口にアルフォンソ
が決起!。身体を張ってコリーノらを追い払い、サブゥの戦い易い環
境を構築ですワ。こうなるとライノに残されたのはただ一つの選択肢。
そう、サブゥ十八番のアラビア殺法の餌食となるだけです。
○ミュージック・プロモ
刺青系のバンド(ゴメン、バンドの名前が分かりまへん)のプロモに、
各選手達のスポットをカット・インしたもの。 |
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