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ECW WRESTLING TNN #004
1999-09-17 On Air
(VHS-Tape)
収録時間:約58分 |
本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょっ
と怪しいプロレス・グッズの通販屋から1本12ドル(今回は国内の某裏
ルートより入手いたしました)で発売されている代物(著作権を無視した
海賊コピー・テープ)です。で、その収録内容なんですが、1999年の8
月末より、ECWの定期放送番組『Hardcore TV』がTNN局との契約に
伴い装いも新たに(基本的なフォーマットは変わっていないけど)『ECW
WRESTLING TNN』として全国放送され始めており、それを著作権者に
無断で録画〜ダヴィングしたものですんや。ではでは、ネタの宝庫とも
言える『ECW WRESTLING TNN』、早速鑑賞してみましょ。
※リピート放送やディレイ放送などもあったと想像いたしますが、多分
今回放送分の一番最初の放送は、1999年9月17日だと思います。
【追記】本テープですが、標準スピードで120分録画可能のものに、2
倍速録画って仕組みを使い、60分の定期放送番組を4回分収録した
内容。尚、聞きなれない2倍速録画って奴ですが、日本国内で普通に
流通しているビデオ・デッキでも再生可能(機種によっては、若干トラッ
キングが乱れる事も)。また1回につき60分の番組なんやけど、その
1/4である15分間はCM。実質、約45分間の番組ってとこですワ。
○ECW World Tag Team Championship :
Tommy Dreamer (w/Francine) & Raven
vs. Rhino & Jack Victory (w/Steve Corino)
99年8月28日に開催されたECWアリーナでの定期興行より選出
された映像。この2日前の8月26日に開催された、ニュー・ヨーク州
はクィーンズのエルクス・ロッジ(ECWファンの間では、当小屋を“Ma
dhouse of Extreme”と呼ぶのが通例です)での定期興行にてWCW
より電撃復帰を果たし、WWF(当時)へ転出するダッドリーズの腰か
ら電光石火の早業でタッグのベルトを引っ剥がしてみせたレイヴェン、
ドリーマーとのコンビでライノ&ヴィクトリーの挑戦を余裕で退けており
ます。あ、短かったメジャー団体WCWでの生活を終え(ま、正直使え
んので首になったんやろね)古巣のECWアリーナへと舞い戻ったレ
イヴェンですが、試合終了と共に客席へと飛び込み、ECWアリーナ
の牢名主であられる“麦わら親父”(本名はジョンだそう)&“サングラ
ス親父”(本名はトニーだそう)ら常連客と旧交を温めるのに懸命や。
そうそう、メジャーで使いモンにならなくって舞い戻ったのやから、まず
は謙虚にやり直すって姿勢を見せんとね。
○悪者サイラス、憎々しく語る
いよいよ2日後(99年9月19日)に迫ったPPV『Anarchy Rulz 199
9』。ここでは、そのPPVにてサブゥと一騎討ちを行う予定のジャステ
ィン・クレディブルに小判鮫のごとくへばり付くサイラスがサブゥ陣営を
憎々しく挑発。勿論迎え撃つサブゥ&アルフォンソも準備は万端や。
○煽って煽って...
サイラスにばかり宣伝を任してはおけぬと、今度はジョーイ・スタイル
スとジョエル・ガートナーがPPV『Anarchy Rulz 1999』をPR。
○Spike Dudley vs. P.N.News
99年8月28日に開催されたECWアリーナでの定期興行より選出
された映像。MLBのフィラデルフィア・フィリーズのユニフォーム(←背
中に大きくスプレーで“SUX”と殴り書きが)を羽織ってリングに立った
P.N.ニュース、早速“お約束”でフィラデルフィアって土地を罵倒し始め
ます。当然お客も待ってましたと過剰反応で付き合ってやっていると、
“巨漢殺しの達人”スパイク・ダッドリーが颯爽登場。さ、これでこの後
の展開は分かるでしょ?。勿論スパイクが例によって例の如く十八番
のアシッド・ドロップ(←全国放送とするには少々問題がありそうな名
前の技やね)で巨漢のP.N.ニュースを轟沈しとります。
○ここで臨時ニュースです!
どうやらロッカー・ルーム内でトラブルが発生したらしく、ECWアリー
ナに救急車が2台、横付けされております!。
○Yoshihiro Tajiri (w/Steve Corino & Jack Victory)
vs. Super Crazy
RVDとジェリー・リンとの絡みと同等か、もしくはそれ以上にプロデュ
ーサーのポール・Eが自信を持っていたと推測されるタジリとクレイジ
ーの絡み。ここらはECWアリーナの観客達も先刻承知の様で、両者
の繰り広げる激闘にいちいち大喜び。また客席がこんな雰囲気になる
と演者側としても気分が悪かろうはずもなく、ますます一つ一つの芸
が艶を増し...。一応試合はクレイジーが強引にタジリを押さえ込み
幕となるのやけど、勝敗なんてのは二の次三の次。アリーナを埋めた
お客達のスタンディング・オベーションが何時までも鳴り止みません。
○レイヴェン、深夜の公園で独白...
日中は子供達で賑わったであろう公園も、深夜になると人気もなくな
り真っ暗。と、主をなくしたブランコに寄り添い、レイヴェンがボソボソと
独白を開始...。どうも今夜の“お題”は共にタッグ王座に就いている
トミー・ドリーマーへの思いらしく、過去の幾多の激闘や、恋人ビューラ
を寝取られた事など、思い出しては思い出すほど、振り返れば振り返
るほど、語れば語るほど、レイヴェンの脳裏には何かしら得体の知れ
ぬドス黒いものが侵食して行っている様で...(怖)。
○ECW World Television Title Match :
Rob Van Dam (w/Bill Alfonso)
vs. Lance Storm (w/Dawn Marie)
99年8月28日に開催されたECWアリーナでの定期興行より選出
された映像。RVDの保持するTV王座にランス・ストームが挑戦する
って図式の試合でして、先手必勝とストームが積極的に仕掛けて行
く展開。で、それをRVDがしっかりと受け止め、逆襲のヴァン・ダミネ
ーターを放ったところ、反則負けも覚悟とストームの僚友ジャスティン
・クレディブルが介入や。で、2人してRVDを痛め付けていると、今度
は好敵手RVDの危機を見捨てられぬとジェリー・リンが援護射撃を。
よっしゃ、これで2対2になったな、なんて思っていると、ジャスティンら
をバック・アップせんとジョニー・スミスまでが現れて...。
○ECW World Television Title Match :
Rob Van Dam (w/Bill Alfonso) vs. Jerry Lynn
ジャスティンのセコな介入によって台なしとなったTV王座戦。これで
はお客様に申し訳が立たんとの判断があったのか(はたまた、これも
ネタの一つであったのか。多分、後者やろけど...)、急遽RVDとリ
ンのTV王座戦が開始。しかしさっきあれ程ジャスティン&ストームに
ボコられたRVDと、脇腹を負傷中のリンの手合わせでは、何時も通り
のクオリティは期待薄かと思われましたが、こっちの心配など何処吹
く風と、相変わらず両者は熱い戦いを披露してくれました(結果はRV
Dのベルト防衛成功)。尚、試合の途中、場外テーブルに後頭部から
落っこちて一時動けなくなったリン。「余り無理したらアカン。今日はこ
こらにしておけ」とのスタッフ達の制止を振り切り、猛然とリング内へと
戻る姿が感動的ではありましたが、冷静に考えると、リンって結構毎
回リング下に落ちては動けなくなり、それを気力で克服して戦線復帰
って場面があるようなないような...。皆様の批判を覚悟で書くけど、
もしやこれって“ネタ”なんでっか......?。
○最後にもう一度、煽ります...
ジョーイ・スタイルスとジョエル・ガートナーがPPV『Anarchy Rulz 19
99』をPR。それにしても番組の中盤で報告された、ロッカー・ルーム
でのトラブルって、一体どないなってしもたんやろ?。詳しくは『Anarch
y Rulz 1999』を銭を払って視聴してくれって事なんやろか...?。 |
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