Buffalo, NY - Burt Flickenger Athletic Center
 1998-10-22
 (DVD-R)
 収録時間:約2時間42分
 ECW存命時に地方でのドサ回りを含め、その興行の大半をビデオ収
録したと伝えられる米国のプロレス・グッズ屋『RF-VIDEO』をご存知か。
その『RF-VIDEO』が2005年初頭より過去の貴重映像をDVD−R化し、
【Extreme Fan Cam Series】と称して怒涛のリリース・ラッシュでワシらE
CWマニアの懐を直撃しているんや。さてさて今回ご紹介するのは、20
09年10月期に発売された7タイトルの内の1タイトル。ニュー・ヨークは
バッファローにあるバート・フリッキンジャー・アスレチック・センターって
ところで、1998年10月22日に開催された定期興行の模様を収録し
たものです。

@Danny Doring (w/Roadkill) vs. Chris Chetti
  セコな反則とコーナー頂部からのギロチン・ドロップで、勢いに乗って
 攻め入るドーイング。それでもチェッティは十八番のコーナーでツー・ス
 テップを踏んで放つ月面水爆により、なんとかドーイングをフォール、な
 んて思っていたら、カウント3寸前で時間切れのアナウンス。これ、どう
 やらドーイング側が前もって仕込んでいたタイム・キーパー兼リング・ア
 ナの計画的な悪行みたいですワ。
AFTW World Heavyweight Championship :
 Big Dick Dudley (w/Buh Buh Ray Dudley & D-Von Dudley
 & Joel Gertner & Sign Guy Dudley) vs. Taz
  タズが自ら勝手に設立認定した、FTW(Fuck The World : この世は
 全て糞っ垂れ)王座に、今夜はダッドリー兄弟随一の暴れん坊である
 “デカチン”ダッドリーが挑戦。けど向かうところ敵なし状態であった当
 時のタズには、“デカチン”ダッドリーなどは軽い相手。チョーク・スラム
 を進んで受けてやった後は、切れ味鋭いスープレックスとダズ・ミッシ
 ョンにて“デカチン”ダッドリーを瞬殺完了や。
 【追記】試合後に勃発したダッドリー軍総出でのタズ襲撃に、サブゥ&
 RVDがタズ救出に乗り出し(←共通の敵であるダグラス率いる悪徳
 ユニットのトリプル・スレットを成敗すべく、9月19日のECWアリーナ
 での定期興行において、ニュー・トリプル・スレットを結成したばかり)
 続いて今度はダグラス&キャンディード(ちなみにビガロは今宵はお
 休みみたい)も追撃をかけて...。
BTracey Smothers (w/Little Guido & Tommy Rich)
 vs. Super Nova (w/Blue Meanie)
  セコンド陣の乱入を防止せんと、グイドーとミーニーをひとつの手錠
 で一括緊縛(苦笑)したまでは良かったのやけど、トミー・“野生の炎”
 ・リッチをフリーにしたのは大間違い。レフェリーのブラインドを突いて
 (苦笑)リングに上がったリッチ、チェーンを拳に巻き付け、そのままキ
 ツイのを一発、ガツンとノヴァの横っ面にお見舞い。ウン、文字通り理
 詰めの勝利でしたな。さすがはFBI(純血イタリア人軍)や
CECW World Heavyweight Championship :
 Shane Douglas (w/Francine) vs. Mikey Whipwreck
  よく腕の良いレスラーを語る際、“◎◎ならホウキを相手にしても名
 勝負を作る”、なんて言いますやんか。で、この試合におけるダグラス
 大先生ももはやその域。あ、ツボを決して外さんフランシーン嬢のプロ
 レスIQの高い助演っ振りも見逃したらアカンよ。
DLance Storm (w/Tammy Lynn Bytch)
 vs. Chris Candido (w/Tammy Lynn Sytch)
  先に『RF-VIDEO』から発売されているDVD−R、『Extreme 3-Way :
 Sytch , Bytch & Francine』に詳しいのやけど、タッグ王座からの転落
 を発端に、当時キャンディードとストームは各々の女子マネを交え、連
 日連夜ベタでスケベな抗争を繰り広げておりましたんや。勿論今夜も
 その大枠からは半歩たりとて踏み出さぬ、徹頭徹尾お約束のネタ合
 戦に終始。まァ、もともと二人はパートナーだったので、互いに意思の
 疎通がキチンと図れているのは当然。よってキャンディードとストーム
 の手合わせが悪いはずもなく、その上今夜は(今夜も?)試合の権利
 を有せぬはずのシィッチ嬢が、コスチュームも破かんばかりに乳首を
 ビチビチに隆起させ、コーナー最上段から羽ばたくは、ストーン・コー
 ルド・スタナーを連発するはと大活躍や。あ、ちなみに今夜もビッチ嬢
 はブラ・パン姿を惜し気もなく晒しておりまっせ。
EMasato Tanaka vs. Balls Mahoney (w/Axl Rotten)
  今日も今日とて繰り広げられた、タナカとマホーニーによるパイプ椅
 子を使ったド突き漫才(←200%褒めているんでっせ、念のため)
 タナカが全力でマホーニーをド突き倒した後は、“仕切り屋”アクセル・
 ロットンの御発声により、お互いの健闘と、お互いの無事と、お互いの
 頑丈過ぎる身体と、お互いの遠慮のない攻撃と、相手の攻撃をお互
 い全て受け切る潔い態度に感謝しての大団円。よ、エエ場面やね。
FECW World Tag Team Championship :
 The Dudley Boys (Buh Buh Ray Dudley & D-Von Dudley)
 (w/Big Dick Dudley & Joel Gertner & Sign Guy Dudley)
 vs. Sabu & Rob Van Dam (w/Bill Alfonso)
  例によって例の如く、椅子やテーブルが乱舞する大乱闘で、今宵も
 サブゥ&RVDが辛くもタッグ王座を守り切り、これにて第1幕は終了。
 で、続いてここにAの続きだとばかり、ダグラス&キャンディードが無
 法乱入を決行。またしてもダッドリー軍と結託し、サブゥ&RVDをタコ
 殴り。と、Aで助けて貰ったお返しにと、タズがスクランブル発進!!
 そやけどニュー・トリプル・スレット(サブゥ、RVD、タズ)が揃い踏み
 ても、トリプル・スレット(繰り返すけど、ビガロは今宵はお休み)とダ
 ッドリー軍の連合艦隊はなかなか強力で...。
GTommy Dreamer & New Jack
 vs. Justin Credible (w/Jason) & Jack Victory
  例によって例の如く、凶器タップリ、流血タップリのタッグ戦。しかも
 本試合、中盤にはジャスティン&ヴィクトリーに加勢せんと、ワン・マン
 ・ギャング&サル・E・グラジアーノが無法乱入。あァ、ただでさえ劣勢
 気味であったドリーマー&ニュー・ジャック親分やのに、相手側にこん
 な巨漢が2人も加わってしもては...。
 【追記】ドリーマー&親分の命も風前の灯かと、誰も彼もが目を塞いだ
 瞬間(苦笑)、AC/DCの『地獄のハイ・ウェイ』がガンガンと会場内に
 流され...。そうや、まだこの人が居った。小兵ながらも“巨漢殺しの
 スペシャリスト”の異名を持つ、我等がスパイク・ダッドリーや!!!。


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