ECW WRESTLING TNN #027
 2000-02-25 On Air
 (VHS-Tape)
 収録時間:約58分
 本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょっ
と怪しいプロレス・グッズの通販屋から1本12ドル(今回は国内の某裏
ルートより入手いたしました)で発売されている代物(著作権を無視した
海賊コピー・テープ)です。で、その収録内容なんですが、1999年の8
月末より、ECWの定期放送番組『Hardcore TV』がTNN局との契約に
伴い装いも新たに(基本的なフォーマットは変わっていないけど)『ECW
WRESTLING TNN』として全国放送され始めており、それを著作権者に
無断で録画〜ダヴィングしたものですんや。ではでは、ネタの宝庫とも
言える『ECW WRESTLING TNN』、早速鑑賞してみましょ。
※尚、リピート放送やディレイ放送なども多々あったでしょうが、多分今
回放送分の一番最初の放送は2000年2月25日のはずです。
 
【追記】本テープですが、標準スピードで120分録画可能のものに、2
倍速録画って仕組みを使い、60分の定期放送番組を4回分収録した
内容。尚、聞きなれない2倍速録画って奴ですが、日本国内で普通に
流通しているビデオ・デッキでも再生可能(機種によっては、若干トラッ
キングが乱れる事も)。また1回につき60分の番組なんやけど、その
1/4である15分間はCM。実質、約45分間の番組ってとこですワ。

○サイラスの憎まれ口で今宵はキック・オフ!
  さてさて今回の定期放送番組『ECW WRESTLING TNN』は、ウィス
 コンシン州はミルウォーキーにて2000年2月19日に開催された定
 期興行の模様が中心。まずは巨大資本TNNの権力をチラつかせて
 非常に傲慢な態度でECWって団体にのさばっている、番組検閲員サ
 イラスがリング上からアジテート。どうやらサイラス、RVDの負傷欠場
 (1月29日のフロリダ州はオーランドのズマ・ビーチ大会でライノと試
 合をした際に負傷したもの)で宙に浮いてしまったTV王座を、子飼い
 のライノの腰に巻かそうと躍起になっているみたいで、憎々しくバック
 ・ステージのポール・E御大を挑発。するとそのTV王座のベルトを手
 に、何やら腹を括ったかの様子のポール・Eが現れて...。
○これがワシの返答じゃ!
  リング上には上がったものの、TV王座のベルトを大切そうに胸に
 抱えたまま完全沈黙のポール・E。さあこれでいよいよサイラスの口
 撃(苦笑)は勢いを増します。けど、ポール・Eの忍耐にも限度っての
 がおます。遂にポール・EはTV王座のベルトでサイラスに一発喰ら
 わすのやけど、当然リング下に控えていたライノらに、逆にタコ殴り
 にされてしもて...。
○Sandman vs. Rhino (w/Steve Corino & Jack Victory)
  今にも撲殺される寸前(苦笑)のポール・Eを救わんとサンドマンが
 御出馬。ルールなど根底から無視して3人掛かりで襲い来るライノら
 を蹴散らし、テーブルや梯子も持ち出しての大立ち回りや!。満場の
 客達も完全にサンドマンを支援し、コリーノ&ヴィクトリーの介入も軽
 くいなして、いよいよフィニッシュかと思ったら、コリーノ一派の第4の
 男であるタジリが疾風乱入。激勝寸前のサンドマンに緑の毒霧を浴
 びせ、試合(今更やけど、これって正式な試合やったの?)をブチ壊
 してしまいましたワ。尚、ここに今度はスーパー・クレイジーまでが絡
 み、悪党一味と対峙...
○前座戦線にも動きあり...
  バック・ステージでドーイング&ロードキルとDupp兄弟が言い争い。
 で、これがどうも“敗者組ECW追放”式の試合へと発展したみたい。
 あ、これまでDupp兄弟の中で一番のアホ・キャラのポーって、ワシは
 常に“握りっ屁”をしているんやと思っていましたが、どうやら常に自
 身の肛門に指を差し込んでいる、ってのが正しかったみたい...。
○Loser Leaves ECW Match :
 Dupp Brothers (Jack Dupp & Bo Dupp)
 vs. Danny Doring (w/Electra) & Roadkill
  “負け役”専門のお馬鹿兄弟(←今夜は小柄なパックの姿がありま
 せんなァ)、殆ど何も出来ず(させてもらえず?)ドーイング&キルの
 合体技にて負けてしまい、これで晴れて“ECWからの追放”が決定
 やれやれお疲れさん。あ、疲れてもおられまへんか...(苦笑)。
○ビデオ・ゲームでECWの魅力が再現出来るの?
  ECWを舞台にした、『Hardcore Revolution』なるタイトルのビデオ・
 ゲームが発売されたとジョーイ・スタイルスとジョエル・ガートナーが
 コメントしております。
○Tommy Dreamer (w/Francine) vs.
 Justin Credible (w/Lance Storm & Dawn Marie)
  1月9日に放映されたPPV『Guilty as Charged 2000』での痛恨の
 タッグ王座陥落以来、どうにもしっくりとこない様子のドリーマー、レ
 イヴェン、フランシーン嬢。さてさて、今宵はドリーマーとジャスティン
 の一騎討ちが組まれたんやけど、ジャスティン側は当然ストームが
 加わって、まるでハンディ戦のごとき展開。勿論ドリーマーは防戦一
 方となり、いくら今は“隙間風の吹く”仲であっても、これ以上は相方
 を見捨てておけんとレイヴェンが私服姿(←これがまた、非常にダ
 サダサ...)で登場。けど、乱闘中のレイヴェンにシニスター・ミニ
 スターが近付き、腹黒そうな顔で“悪魔の囁き”を...。で、レイヴ
 ェンも何やら納得した表情でリングへと上がり、ストームに向けてパ
 ウダー攻撃を実行。しかしこれが何の因果か(苦笑)、狙ったはず
 (?)のストームを飛び越えてドリーマーの顔面を直撃!。そしてこ
 れで完全に視界を奪われたドリーマー、心配して駆け寄ったマネー
 ジャーのフランシーン嬢を、一体誰と間違えたのか、いきなりDD
 T葬(2月5日のタラハシー大会で起こった一件とは正反対の人物
 配置ですな)。フランシーン嬢を抱き抱え、控え室へと姿を消すレイ
 ヴェン。勝ち星どころか、パートナーとマネージャーを一度に失って
 しまいそうなドリーマー。いよいよ暗雲がECWマットに立ち込めて
 来ましたデ(苦笑)。
○最後はこの人の悪辣そうな笑顔で...
  レイヴェンの“心の隙間”に付け入り、ECWマットを大混乱に陥れ
 ている張本人シニスター・ミニスターのプロモ。廃墟の中に彼の怪し
 い笑い声が何時までも響いております...(怖)。


トップへ
戻る