ECW WRESTLING TNN #019
 1999-12-31 On Air
 (VHS-Tape)
 収録時間:約58分
 本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょっ
と怪しいプロレス・グッズの通販屋から1本12ドル(今回は国内の某裏
ルートより入手いたしました)で発売されている代物(著作権を無視した
海賊コピー・テープ)です。で、その収録内容なんですが、1999年の8
月末より、ECWの定期放送番組『Hardcore TV』がTNN局との契約に
伴い装いも新たに(基本的なフォーマットは変わっていないけど)『ECW
WRESTLING TNN』として全国放送され始めており、それを著作権者に
無断で録画〜ダヴィングしたものですんや。ではでは、ネタの宝庫とも
言える『ECW WRESTLING TNN』、早速鑑賞してみましょ。
※尚、リピート放送やディレイ放送なども多々あったでしょうが、多分今
回放送分の一番最初の放送は1999年12月31日のはずです。
 
【追記】本テープですが、標準スピードで120分録画可能のものに、2
倍速録画って仕組みを使い、60分の定期放送番組を4回分収録した
内容。尚、聞きなれない2倍速録画って奴ですが、日本国内で普通に
流通しているビデオ・デッキでも再生可能(機種によっては、若干トラッ
キングが乱れる事も)。また1回につき60分の番組なんやけど、その
1/4である15分間はCM。実質、約45分間の番組ってとこですワ。

○レイヴェンのプロモ
  前回の放送の最後にありました様に、12月17日のテネシー州は
 ナッシュヴィル大会においてジャスティン率いるインパクト・プレイヤー
 ズの面々によって、選手入場ゲートに丸でキリストの如く磔に処され
 たレイヴェン。これはその直後に収録されたと思われるプロモです。
 ま、レイヴェンの場合は“生きながら葬られる”ってのが十八番のギミ
 ックですから、本人自身まんざらでもなかったのかと...(苦笑)。
○続いてお馴染みの前口上
  今宵の定期放送番組『ECW WRESTLING TNN』は99年12月23日
 に、ニュー・ヨークのホワイト・プレインズってところで開催された定期
 興行からのネタがメイン。まずは、ご存知ジョーイ・スタイルスとジョエ
 ル・ガートナーがリングに上がり満員のお客さんに挨拶。あ、両人共
 に番組の実際の放送日を考え、「ハッピー・ニュー・イヤー!」なんて、
 ちょっと気の早い台詞も...(笑)。
○Mikey Whipwreck vs. Raven
  試合を前にインパクト・プレイヤーズ(ジャスティン・クレディヴル&ラ
 ンス・ストーム&ジェイソン&ダーン・マリー)がリングへ。なにやらマイ
 キーに注文を出して、最後にはマイキーのバック・アップへと付いた模
 様。これって、当然インパクト・プレイヤーズとレイヴェンの遺恨劇が根
 底にあっての行動なんでしょうが、何故かインパクト・プレイヤーズは
 直接試合には介入せず、DDT一発でわりとアッサリとレイヴェンがマ
 イキーに勝利。あ、試合決着後にようやくインパクト・プレイヤーズがレ
 イヴェンに奇襲を掛け、これをトミー・ドリーマーが阻止するって場面も。
 しかしこの試合におけるマイキーの存在意義ってなんなんやろね。マ
 イキー、何時もの事ながら不憫な扱いやですなァ。
○場面は変わって...
  12月17日のテネシー州はナッシュヴィル大会においてマイク・オー
 サムの腰から世界王座のベルトを引っ剥がした田中。今宵はオーサ
 ムのリターン・マッチを受けるのですが、まずは虎の子のベルトを前に
 黙々とスクワットなど...。
○場面は変わって...
  こちらはオーサム。静かに静かに精神統一ってところでしょうか。
○Yoshihiro Tajiri (w/Steve Corino & Jack Victory)
 vs. Super Crazy
  絡みの隅々で、勝負すべきは対戦相手ではなく、客席に座るお客さ
 んだと両者が認識しているのがよく分かる試合。しかも余り客席を意
 識すると嫌味っぽく映ったり、試合自体が上滑りしてしまうものなんや
 けど、さすがにこの二人が戦うとそんな事にはなりまへんな。力の入
 った数々のスポットの末、タジリに凱歌が上がっておりまっせ。  
○場面は変わって...
  田中、非常に柄の悪い和歌山弁で王座防衛を宣言。
○場面は変わって...
  こちらはオーサム。そろそろアクセル全開ってところでしょうか。
○ECW World Championship Match :
 Masato Tanaka vs. Mike Awesome (w/Judge Jeff Jones)
  って事で始まった田中による世界王座防衛戦。さてさて試合の方で
 すが、まず序盤はスチール製の椅子を使い、どれだけ相手の頭部へ
 ダメージを与える事が可能なのかを競い合う、実に単純で目を塞ぎた
 くなるド迫力のシバキ合い。この後はテーブルへ向け、田中がパワー
 ・ボムで、オーサムがDDTで、それぞれ相手から叩き込まれ、最後の
 最後に田中がコーナー頂部より再びオーサムのスーパー・パワー・ボ
 ムにてテーブルへと投げ込まれ、文字通り天晴なる昇天や...。
 田中、僅か一週間足らずで残念ながらオーサムに世界王座を奪回さ
 れてしもたけど、お客さんは誰一人としてベルトの行方云々なんか気
 にしていない様子。そう、例によって例の如くの熱戦で、みんながみん
 な大満足しとるんやもん。あ、試合決着後のオーサムに突然スパイク
 が突っ掛かり、ガール・フレンド(スパイクそっくりの変な女の子。誰か
 名前を知りませんか?)もろとも一撃で粉砕されるなんて一幕もありま
 したデ。ま、これは来る00年1月9日放送のPPV『Guilty as Charged
 2000』でのオーサム対スパイクの一騎討ちに向けた煽りでしょうな。


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