ECW WRESTLING TNN #018
 1999-12-24 On Air
 (VHS-Tape)
 収録時間:約58分
 本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょっ
と怪しいプロレス・グッズの通販屋から1本12ドル(今回は国内の某裏
ルートより入手いたしました)で発売されている代物(著作権を無視した
海賊コピー・テープ)です。で、その収録内容なんですが、1999年の8
月末より、ECWの定期放送番組『Hardcore TV』がTNN局との契約に
伴い装いも新たに(基本的なフォーマットは変わっていないけど)『ECW
WRESTLING TNN』として全国放送され始めており、それを著作権者に
無断で録画〜ダヴィングしたものですんや。ではでは、ネタの宝庫とも
言える『ECW WRESTLING TNN』、早速鑑賞してみましょ。
※尚、リピート放送やディレイ放送なども多々あったでしょうが、多分今
回放送分の一番最初の放送は1999年12月24日のはずです。
 
【追記】本テープですが、標準スピードで120分録画可能のものに、2
倍速録画って仕組みを使い、60分の定期放送番組を4回分収録した
内容。尚、聞きなれない2倍速録画って奴ですが、日本国内で普通に
流通しているビデオ・デッキでも再生可能(機種によっては、若干トラッ
キングが乱れる事も)。また1回につき60分の番組なんやけど、その
1/4である15分間はCM。実質、約45分間の番組ってとこですワ。

○今週も波乱の幕開け!
  今宵の定期放送番組『ECW WRESTLING TNN』は99年12月17日
 にテネシー州はナッシュヴィルにて開催された定期興行からのネタが
 メイン。まずは番組収録のため、ご存知ジョーイ・スタイルスとジョエル
 ・ガートナーがリングに上がり満員のお客様に挨拶を行っていると、こ
 こにTNN局差し向けの番組検閲員ギミックを演ずるサイラスが現れ、
 客席最前列ド真ん中に座る田中将斗を満場のお客さんへご紹介。ど
 うやらサイラスはマイク・オーサムの保持する世界王座へ田中を挑戦
 させようと画策しているようでして、オーサムのマネジメントを行ってい
 る陪審員ギミックのジェフ・ジョーンズやECWの“良心回路”スパイク・
 ダッドリー(オーサムの世界王座を狙っております)とひと悶着起こし、
 ついにはポール・E御大までがリング・サイドへ駆け付け、「世界王座
 戦は来週の予定だ!」とサイラスを一喝。けどサイラスもTNN局の威
 光をチラつかせ、「これはTNN局の指示だ!」と一歩も退かぬ構え。
 最後にはポール・Eがオーサムの意思を確認し、突然の世界王座戦
 を承認ですワ。ウーン、田舎芝居と言えばそれまでやろけど、皆さん
 懸命に演じられているので、なかなか説得力充分なスケッチですな。
○ECW World Championship Match :
 Mike Awesome (w/Judge Jeff Jones) vs. Masato Tanaka
  って事で急遽始まった世界王座戦。これ、99年9月19日のPPV『A
 narchy Rulz '99』にて火蓋の切られた両者の抗争の、99年11月7日
 のPPV『November To Remember '99』での再戦を経た第3幕でして、
 今宵も掛け値なしで骨の軋む音が会場の最後列まで響き渡る様な熱
 戦が披露されましたデ。特に圧巻であったのが、エプロンを走って勢
 いを付け、場外に設置したテーブルへとスーパー・アッサム・ボムにて
 オーサムが田中を投げ込んだ場面や。これって田中の頑丈さを信頼
 し切っているから躊躇なくやれるのでしょうが、さすがにちょっと声を失
 いましたワ。この後も田中はオーサムの椅子攻撃(これがまた半端や
 ない強烈さ)などを受け続け、最後の最後にDDTによるテーブル葬〜
 弾丸エルボーでオーサムをピン!。ECWマットの頂点へ田中が駆け
 上がった瞬間です。尚、田中の激闘振りにオーサムも納得したのか、
 虎の子のベルトを直々に田中の腰へ巻いてやる心遣いを見せたもの
 の、これはオーサムの罠。直後にまたまた場外のテーブルへと力任
 せに田中を投げ込み...。
○オーサム、怒ってます...
  世界王座からの陥落って絵図を描いたサイラスを控え室で吊るし上
 げたオーサム、「来週の再戦で田中を殺してやる!」と息巻いてます。
○コリーノ一派は陰湿なやり口で...
  この夜はコリーノと“デッカイ金玉”ボールズ・マホーニーとの一騎討
 ちが組まれているんですが、多分これをコリーノが回避したかったの
 でしょうな、ライノやジャック・ヴィクトリーと共に控え室のマホーニーを
 闇討ちに掛けて...。
○Super Crazy vs. Ikuto Hidaka
  場外フェンスを飛び越えての捻りの入ったセントーン・アタックで客席
 から『HOLY SHIT !』チャントを獲得したのは、格闘探偵団バトラーツ所
 属の日高郁人。対戦相手であるクレイジーの持ち前のスタイルである
 ルチャにキチンと順応し、グラウンドもバッチリと極めるなどと大健闘。
 勝星こそ得れなかったけど、クレイジーの“大人の試合態度”もあって
 これはなかなかエエ試合となりましたデ。
○オーサム、まだまだ怒ってます...
  今度は控え室でポール・Eを吊るし上げたオーサム。けど、よくよく見
 ると吊るし上げたのはポール・Eではなく、ポール・Eのコス・プレ・キャ
 ラであるルー・E・デンジャラスリー。「よく見て、ポール・Eやおまへん。
 元はサイン・ガイ・ダッドリーのルー・Eですがな。ほら、ポール・Eと違
 って髪の毛もフサフサでっしゃろ」。オーサムの余りの勢いに、野球帽
 まで脱いで必死に弁解するルー・Eなのでした...(爆笑)。
○インパクト軍の怪気炎...
  ジャスティン率いるインパクト・プレイヤーズのプロモ。00年1月9日
 放送のPPV『Guilty as Charged 2000』にてドリーマー&レイヴェンの
 保持する世界タッグ王座に挑む事となるなどと、目下絶好調ですワ。
○Raven & Tommy Dreamer (w/Francine)
 vs. Da Baldies (Vic Grimes & Angel)(w/Tony DeVito)
  世界タッグ王座に就くレイヴェンとドリーマー。今夜は暴走禿頭軍と
 の一戦が組まれました。けど試合前に禿頭軍が客席最前列の男性と
 イザコザを起こし、ドリーマーが仲裁に向かいます。で、皆の目がドリ
 ーマーらに向いた途端、何時も通りコーナーにドカりと不良座り(笑)し
 ているレイヴェンに忍び寄る黒い影。これがダーン・マリーとジェイソン
 (両刀使いのゲイ野郎)を従えたジャスティン・クレディブル&ランス・ス
 トーム。寄って集ってレイヴェンをシバき倒し、選手入場ゲートにレイヴ
 ェンを磔にする大暴挙でっせ。怖い物なしのインパクト・プレイヤーズ、
 レイヴェンを生贄に大見得を切っておりますワ。


トップへ
戻る