五十五万石炎上!戦国地獄絵巻 序ノ章
 Unbelievable Tag Tournament V
 2007年5月4日・和歌山県立体育館補助館
 (有料入場者数26名)
 (DVD-R*2) 収録時間 disc-2:約1時間12分
★★DISC−2★★

@特別試合=30/1
 ○JET嶋村(1:32 腕ひしぎ逆十字固め)マンボ慎太郎●
  トーナメントの一回戦第三試合をブチ壊したマンボ。前述した様に
 嶋村との特別試合が急遽(苦笑)組まれました。ただ隠し持ったモン
 キー・レンチを振りかざして嶋村に襲い掛かったものの、どうやらマン
 ボは極端にスタミナが不足している様で、試合開始から1分を待たず
 に無様な息切れ...(苦笑)。嶋村もこれでは試合にならんと思った
 のやろね、腕ひしぎ逆十字固めでマンボを楽々切って捨てましたとさ。
 以下、試合後の両者のマイク合戦です。
 (嶋村)プロレスか喧嘩。どっちかでも出来る様になってから来い!。
 (マンボ)...(真顔で)分かったよ。
  ウーン、なるほどプロレスも喧嘩も苦手みたいやけど、この他者か
 らの突っ込みをまるで寄せ付けぬ堂々たる受け答えと、独特の“間”。
 確かにマンボには、嶋村がどれだけ修行しようと会得出来ぬ(ま、会
 得なんてしたくないやろけどね)サムシングがある事だけは伝わって
 来ましたワ...(苦笑)。
 【追記】非常に短時間で終わったこの試合、本編に続いて固定カメラ
 で収録された別アングルの映像も完全収録。その意図するところを
 ワシなりに推理してみると...。
 ・ハンディ・カメラで撮影した映像が逆光気味で見辛かった。
 ・短時間の試合であったため、別アングルのものを収録してもDVD−
  R自体の収録容量に影響を与えないので。
 ・一見すると低調な内容の試合であったが、実はワシみたいな素人
  には分からぬ高度な攻防(プロレスでも喧嘩でもない、何か別のも
  の)がリング上では行われていたから。
 ・こんなマンボでも(失礼)、当団体周辺では人気者であるから。
 ・DVD−Rを買ってくれたファンへの団体オーナーからの感謝の意、
  もしくは反対に単なる嫌がらせ。
  etcetc...。さてさてホンマのところはどうなんでしょうなァ...。
   
A6人タッグマッチ=45/1
 ○MASADA/マグナム大江戸/ワイルド・ベアー(10:05 片エビ固め)
 虎龍鬼/キラーマスター/ドラゴンソルジャーLAW●
  熊の覆面を被ったワイルド・ベアーを除いては、全て一回戦にて敗
 退した選手達による6人タッグ戦。一回戦で負けたからって、簡単に
 楽はさせんデって言う団体側の厳しい姿勢がうかがえますな(苦笑)。
 あ、試合はマサダがDSL(ドラゴン・ソルジャーLAW)をフォールして
 幕となっております。
 【追記】さっき、“ワイルド・ベアーを除いては、全て一回戦にて敗退し
 た選手達による6人タッグ戦”と書きましたが、本DVD−Rを観てい
 て若干不思議な事実に気がつきました。DISC−1のCで触れたん
 やけど、囚人ギミックを自ら解いたコンビクトの正体(ごめんなさい、
 名前が分かりません)が、試合後に控え室で忌まわしきコンビクト用
 の覆面を指指してアピールした際、実は彼は興奮していたのか、
 をイメージした覆面を一瞬手にしてしまいますんや(画像参照)
 で、これがどう見てもワイルド・ベアーの覆面と瓜二つ。ウーン、これ
 はどう考えたらエエのやろか。それにしてもつくづく“仕掛け”の多い
 団体でありDVD−Rでありますなァ...(苦笑)。
   
BFUCK!認定LOL選手権試合
 ドラゴンソルジャーLAW試練の十番勝負第5戦
 ランバージャック・デスマッチ=60/1
 MASADA(2:42 片エビ固め)ドラゴンソルジャーLAW
  Aの試合が終わり、さァこれからいよいよトーナメントの決勝戦やと
 思ったら、Aの試合に出場していた虎龍鬼が突然マイクを握ってアピ
 ール開始。それもなんとマサダに対し、「DSLがマサダさんはチキン
 野郎だ、なんて悪口を言ってましたよ」って余りにもセコ過ぎる密告
 すワ。ま、いくらマサダが日本生活が長くても、虎龍鬼の拙い日本語
 (失礼)をその場で解したとはとても思えんし、ネタを振られた当のD
 SLの驚き具合を見ても、これは団体オーナーである白◎翼さんら一
 味の非常に悪趣味(これまた失礼)な仕掛けであったみたいや。で、
 ここに急遽DSLの保持するLOL王座(FUCK! World Loser of Loser
 Class Titleの略であり、タイトル戦で負け続ける限り永久に王者の腰
 からベルトが落ちぬ、言わば悪性の憑依霊の如き団体最弱の証)が
 かかったタイトル戦が開催とあいなりましたんや(苦笑)。ただ、DSL
 は「聞いてないよォ〜」とでも言いたいのやろね、すたこらさっさと控
 え室へと遁走。けどオーナー一味の息が掛かったと思われる他の選
 手達がDSLの遁走を実力で制止し、寄ってたかって強制的にDSLを
 リング・イン。加えてこの様子を見ていた一部観客(←勿論下手人は
 皆様のアイドル、道頓堀次郎さん)が「ランバージャックでやろ!、ラ
 ンバージャックで!」って大声で騒ぎ出して...(苦笑)
 【追記】ワシの強硬な申し入れ(DVD−Rにもバッチリと入ってまっせ)
 が聞き入れられたのか、はたまた最初っから意地悪なオーナー一味
 は本試合をランバージャック戦だとネタをくっていたいたのか(前者で
 しょ?、白◎翼ハン)、とりあえず火蓋が切られたランバージャック戦
 は正に悲惨の一言(いろいろな意味で、ね)。某国の首相なら、こん
 な弱い者イジメは“美しい国”にはそぐわないと怒り狂うやろし、ワシ
 自身も団体オーナーなら何をやってもエエのか、って声を大にして言
 いたい気持ちですワ(苦笑)。あ、改めて書くのもなんやけど、LOLの
 ベルトは相応しい持ち主の腰へキチンと戻っております...(苦笑)。
   
CUnbelievable Tag Tournament V
 決勝戦=時間無制限/1
 ○マッドマン・ポンド/ネクロ・ブッチャー(9:27 片エビ固め)
 健心/泉州力●
  さてさていよいよ辿り着きましたな。これから始まるのが、FU★CK
 プロモーションによる第3回“ホンマかいな?”、“信じられヘン!”タッ
 グ・トーナメントの決勝戦ですワ。一応ここで決勝戦までの遠く長いイ
 バラの道を勝ち抜いてきた両軍を紹介いたしますが、まずは泉州力
 と健心による身も心も王道&ストロング・スタイル・コンビ。対するは2
 年振り2度目のトーナメント制覇を目論むマッドマン・ポンド&ネクロ・
 ブッチャーによるデス・マッチ・コンビですワ。ウーン、団体側が何処ま
 で事前に狙っていたのかは知る由もないけど、ポンド&ネクロさんっ
 て生粋のデス・マッチ・コンビを、準決勝戦で吹本&角の“駆け出しデ
 ス・マッチ志願兵&総合混合コンビ”にブツけ、決勝戦ではそれとは
 180度表現手法の異なる泉州&健心の“王道&ストロング・スタイル
 ・コンビ”とブツけるとはね。ただでさえネクロさんの試合を一日に3試
 合も観れるってのに、こうしてそれぞれの試合で味付けを変えてくれ
 るとは、ネクロさんの大のファンであるワシとしては嬉しい限りですな。
  で、肝心の試合なんやけど、ポンドと泉州が先発を買って出て、や
 けに静かな立ち上がり。ただ、そこからネクロさんと健心の出番とな
 ってリング上はいきなりヒート・アップ。そう、天龍源一郎も裸足で逃
 げ出す様な逆水平チョップ合戦が延々両者にて披露されたんです。
 ま、もともとネクロさんの場合は十八番の芸のひとつに“ガチのパン
 チ合戦”があって、今回はこれを敢て健心側のフィールドでやってみ
 ようかってところもあったのやろけど、とりあえず逆水平チョップ合戦
 を終えた両者の胸は無惨にもミミズ腫れとなっておりましたデ。さぁ、
 王道&ストロング・スタイルにも抜かりなく順応出来るところを示した
 ネクロさん。ここからは逆襲の時間だと、ポンドの指示の下、会場奥
 にあったパイプ椅子運搬用の大型手押し車2台を使い、その上に泉
 州と健心を強制的に乗せて、力任せに手押し車を正面衝突させるな
 どとジワジワと本領発揮。けど、この凶行(?)がどうやら泉州&健心
 の腹を据わらせる事に。そう、こんなやつら相手に綺麗事では勝てん
 と、信条には反するのやろけどパイプ椅子を振り回し、本来ポンド&
 ネクロさんの戦場であるはずの場外戦で一方的にポンド&ネクロさん
 を叩き潰す場面も...。おぉ、これはポンド&ネクロさんの2年振り2
 度目のトーナメント制覇って野望も水泡に帰すかと思われたし、実際
 に泉州の放ったラリアットをモロに喰らったポンドがフォールされる事
 態に!。でもまだまだ勝利の女神はポンド&ネクロさんを見放しては
 おりまへんでした。そう、実はその直前に不可抗力でレフェリーが失
 神してしまうってアクシデント(よ、レフェリーも大物役者やね)があり、
 この泉州によるフォールを痛恨の見逃し。そして失神中のレフェリー
 を泉州がしっかりしろと怒鳴り付けていると、ラリアット被弾の悪夢か
 ら目覚めたポンドが背後より近付き、そのまま泉州をロープに振って
 起死回生の進入禁止道路標識攻撃。加えて泉州には悪い事に、こ
 こでレフェリーが失神状態より蘇生...。こうなるとレフェリーの仕事
 はただひとつ。そう、泉州に対して3カウントを入れる事だけですな。
 ポンド&ネクロさん、2年振り2度目のトーナメント制覇の瞬間ですワ。
 【追記】十中八九手にした勝利をレフェリーの失神なんて最悪の事態
 で逃した泉州。憤懣やるかたないとマイクを手に、「おい白◎(←当団
 体のオーナーさん)、遊びでやっているんじゃないゾ!」と一向に治ま
 る様子のない心情を吐露。対するポンド&ネクロさん、「FU★CKプロ
 モーション、やれるものなら俺達を止めてみろ!」と、丸で団体自体を
 完全掌握したかの様な傍若無人の立ち振る舞い...。さあ、明日も
 同所で開催される『五十五万石炎上!戦国地獄絵巻 終ノ章』は一体
 どうなる?!。
   
   
   
   
   
   
 
【DVD−Rには収められておりませんが...】
  いやはや非常に楽しかった本興行。正味で我が愛しのネクロさんを
 “独り占め”したって感じで、まさに天国(これぞハード・コア天国やね)
 に居る気分でしたな。で、このまま帰っては勿体無いと、主催者側の
 方に無理を言って外人サイドの控え室に入室させて頂き、『Summers
 is God』のサイン・ボードにポンド、マサダ、ネクロさんの寄せ書きサイ
 ンを頂戴いたしましたんや。左側の画像の手のこんだイラストがマサ
 ダ、その横のちょっと小さなイラストがポンドのサイン。そして右側の
 画像がネクロさんのサインでっせ。写真では見辛いでしょうが、サイン
 以外に『Hardcore Jesus』、『King of Street Fight』と力強く書き込ん
 でくれましたんや。尚、サインを貰ったお礼にと、当日ワシが被ってい
 た愛用のラスタ・キャップをネクロさんにプレゼントしたところ、ネクロさ
 んはとても喜んでくれましたデ。
   

【DVD−R特典映像?】
  戦いが終わればノー・サイド。ここには興行終演後、何処かの焼肉
 屋さんで行われたと思われる打ち上げ呑み会の様子が収められて
 おります。ウーン、こんなに楽しそうな呑み会ならワシも行きたかった
 ってのが偽らざるところですが、それでもワシがプレゼントしたラスタ・
 キャップを被ってご機嫌でジョッキを空けるネクロさんの笑顔を見ると、
 なにやらこっちの気持ちもほっこりとして来て...。
 【追記】一杯引っ掛けてご機嫌のネクロさんと吹本、宴会の席で流血
 スポットを再演や...(苦笑)。それにしてもこんな映像、なかなか観
 れるモンではないし、それこそいくら独立団体のやる事(失礼)であっ
 ても、市販するとは何事かとお怒りになられる方も居られるかもね。
 けど、外人選手達の遠征先での嘘偽りのない、素の暮らしっ振りって
 感じで、あくまでドキュメンタリーとして捉えるなら、これはこれで非常
 に意義ある事ではないか、と思っている次第ですんや。ウーン、何で
 こんなに息苦しく言い訳がましい事を書いているんやろ、ワシ(笑)。
   


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