|
Best of New Jack : Natural Born Killer
(VHS-TAPE)
収録時間:約4時間 |
本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょっ
と怪しいプロレス・グッズの通販屋から1本12ドル(今回は定例の週末
セールに合わせてオーダーしたので2割引の9.6ドルやった)で発売さ
れている『Natural Born Killer』ってタイトルのブツ(著作権等を根底から
無視した海賊コピー・テープ)ですんや。で、その収録内容なんですが、
タイトルからもお分かりになる様に“路上の王”ニュー・ジャック親分の特
集もの。さてさて日本国では最後の“未だ見ぬ強豪”としてワシらファン
の間では最早神格化さえされているニュー・ジャック親分ですが、多分
これまでしでかしたであろう所業(=私生活上での悪業?)の数々から、
有力な国会議員が入管にでも圧力を掛けない限り、日本国へ足を踏み
入れる事は未来永劫無理なはず。ま、そんな現実をウジウジと嘆き悲し
んでも仕方のない事やし、ここは2倍速なんてワシらには馴染みのない
フォーマットにてVHSテープに丸々4時間に渡ってギチギチに詰め込ま
れたニュー・ジャック親分の暴れっ振りを、とことん堪能いたしましょ!。
あ、本VHSテープを鑑賞するにあたっては、モニターの音声を絞り、代
わりにステレオ等でDr, Dre & Ice Cubeの『Natural Born Killaz』をエンド
・レスで流すってのも、これまた無闇に気分が高揚してエエかもね。
○Extreme Death Match :
The Gangstas (New Jack & Mustafa)
vs. The Public Enemy (Johnny Grunge & Rocco Rock)
「SMW(Smorky Mountain Wrestling)から流れ着いた極悪コンビで
す!」、なんて感じ(←実際は全く違うかも)のジョーイ・スタイルス氏の
実況もバッチリ入った、多分オフィシャルな市販ビデオからの無断拝借
映像(収録場所や日時等不明)。どうやらこれがギャングスターズのE
CWマット初登場の様子みたいでして、凶器テンコ盛りの大乱戦の末
に、大流血を強いられたニュー・ジャックが“フライ・ボーイ”ロッコー・ロ
ックの月面水爆テーブル葬に沈みました。
【訂正】これがギャングスターズのECWマット初登場の様子なんて書
いてしまいましたが、例によってこれはワシの間違い。多分彼等のE
CWマット初登場は95年6月17日にECWアリーナで開催された定
期興行『Barbed Wire, Hoodies, and Chokeslams』のはず。パブリック
・エネミーを急襲して血だるまにし、警官(警備員)に手錠を後手には
められて強制退場されられるって、彼等にはピッタリのシーンですワ。
○Steel Cage Match :
The Gangstas (New Jack & Mustafa)
vs. The Public Enemy (Johnny Grunge & Rocco Rock)
1996年8月24日にECWアリーナで開催された定期興行『Natural
Born Killaz』より。興行名に彼等のギミックが謳われているところから
察するに、今回は団体側がギャングスターズを興行の目玉に据えてい
たんでしょうな。で、そんな期待を裏切ってはアカン(?)と、ギャングス
ターズはもとより、相手を勤めるイリミネーターズともども選手全員金網
戦って舞台設定を最大限に活かしての大流血&大乱戦を展開。終盤、
イリミネーターズのヘルプにとシェーン・ダグラス(悪辣な笑顔がプリテ
ィ・グッド)が介入するものの、最後はニュー・ジャックがクローナスをフ
ォールして幕。あ、この試合は『Hradcore History』ってタイトルのDVD
(現在は廃盤?)にも収録されとりまして、このDVDでは試合後のイリ
ミネーターズの内輪揉め(←最終的にはしっかり仲直り)の様子も視聴
可能でっせ。
○ECW World Tag Team Championship :
The Gangstanators (New Jack & John Kronus)
vs. The Dudleys (Buh Buh Ray Dudley & D-Von Dudley)
(w/Big Dick Dudley)
1997年9月20日にECWアリーナで開催された定期興行『As Goo
d As It Gets』より。実は8月17日放送のPPV『Hardcore Heaven 199
7』では、ムスタファの離脱(私生活でなんぞ悪い事でもしでかしたんや
ろね)にてタッグ王座からギャングスターズが滑り落ち、彼等に変わっ
て新王者組となったダッドリーズと、フラストレーションの塊となったニュ
ー・ジャックとの間で一悶着があったんです。で、相棒を失ったニュー・
ジャック、これまで犬猿の仲であったはずのイリミネーターズ所属のク
ローナス(←偶然、こっちも相棒のサタンを失って一人ぼっちになった
ばかり)と過去の恩讐を越えて結託(ユニット名は“ギャングスタネータ
ーズ”!)し、心機一転ダッドリーズの王座へと挑戦や。試合では会場
奥の機材置き場からダイヴ特攻を仕掛けるなど、ニュー・ジャックが見
せ場を作り、最後は勿論“ギャングスタネーターズ”が新王者に。
○New Jack vs. DeVito (w/Vic Grimes & Angel)
TNN局によるECWの定期放送番組『Hardcore TV』からの無断借
用映像(収録場所や日時等不明)。“暴走禿頭軍”のデウィトと一戦交
えたニュー・ジャック、ギター・ショット一発で楽々勝ち星を得たものの、
試合決着後に軍団総出の反撃を喰らって悶絶...。
○New Jack vs. Vic Grimes (w/DeVito & Angel)
TNN局によるECWの定期放送番組『Hardcore TV』からの無断借
用映像(収録場所や日時等不明)。“暴走禿頭軍”のグライムスと一戦
交えたニュー・ジャック、軍団総出の波状攻撃をはね返し、ギター・ショ
ット一発で勝ち星をゲットです。
○New Jack vs. Angel (w/Devito & Vic Grimes)
TNN局によるECWの定期放送番組『Hardcore TV』からの無断借
用映像(収録場所や日時等不明)。“暴走禿頭軍”のエンジェルと一戦
交えたニュー・ジャック、ピザ・カッターにより額を切り裂かれたものの、
本来試合の権利を有せぬグライムスには高所ダイヴ葬、デヴィトには
工業用大型ホチキス攻撃を見舞うなどと只今絶好調!!(苦笑)。
けど少々“遊び”が過ぎたのか、肝心のエンジェルにはフォールを許し
てしまって。ま、詰めの甘いところもこの人のチャーム・ポイントやろか。
○The Gangstas (New Jack & Mustafa)(w/D-Lo Brown)
The Heavenly Bodies (Tom Prichard & Jimmy Del Ray)
(w/Jim Crockett)
SMW(Smorky Mountain Wrestling)時代のオフィシャル映像の無断
借用(収録場所や日時等不明)。いかにもSMWらしい、少々垢抜けな
い(失礼)ド突き合いが満喫出来る一戦ですワ。試合は、ボディーズ側
のマネージャーに付いたコルネット氏の十八番のテニス・ラケット攻撃
が全編に渡って大活躍(苦笑)する内容でして、最後はバック・ステー
ジ⇒雨上がりの路上へと戦いの舞台が移行して...。
○New Jack & John Kronus & Spike Dudley
vs. The Dudleys
(Buh Buh Ray Dudley & D-Von Dudley & Big Dick Dudley)
(w/Joel Gertner & Sign Guy Dudley)
1998年1月10日にECWアリーナで開催された定期興行『House
Party 1998』より。相棒ムスタファを失った、元ギャング・スターズ所属
のニュー・ジャック。同じく相棒サタンを失った、元イリミネーターズ所属
のクローナス。そしてダッドリー一家から追放された(?)スパイク・ダッ
ドリーといった、『ピン芸人』としてやって行くにはちょっと辛い面々(失
礼)を一つに束ね、ダッドリー一家にぶつけてしまえってカード編成。
さてさて試合の方ですが、ニュー・ジャックは手錠で腕をロープに固定
されてしまい、スパイクは場外テーブルへと投げ捨てられ憤死。クロー
ナスも得意の450スプラッシュで脇役のサイン・ガイ・ダッドリーを潰す
のが精一杯でして、最後はクローナスがダッドリーズ必殺の3Dで葬り
去られております。尚、本試合はPAL盤のオフィシャルDVDでも視聴
可能ですが、PAL盤DVDの方は試合中ずっと会場内に流されていた
『Natural Born Killaz』が著作権絡みで差し替え措置を施されておりま
して、当日のライヴ感を感じたいのなら少々画質は劣るものの本VHS
テープがお勧め。何と言っても、海賊商品には著作権なんて観念はな
いからね(苦笑)。
○Justin Credible (w/Francine) vs. New Jack
TNN局によるECWの定期放送番組『Hardcore TV』にて放映された
と思われる、収録場所や日時等不明のドサ巡業での様子。乱暴者の
ニュー・ジャックに屁っぴり腰のジャスティンが嫌々(←いや、マジで試
合をするのが嫌みたい)挑んだものの、やっぱりニュー・ジャックから工
業用大型ホチキス攻撃を喰らう悲惨な目に。試合はレフェリーの誤爆
スポットや、ジャスティン側レフェリー&スパイク・ダッドリーの介入など
を彩りとして配置して、最後はニュー・ジャックが順当勝ち...。ジャス
ティンさん、ホンマにお疲れさんでしたな(苦笑)。
○New Jack (w/Mustafa & D-Lo Brown)
vs. Tracy Smothers (w/Jim Crockett)
SMW(Smorky Mountain Wrestling)時代のオフィシャル映像の無断
借用(収録場所や日時等不明)。南部特有の乗りの良いR&RをBGM
に入場して来た、トレイシー・“南部の仕掛け人”・スマザーズが今宵の
ニュー・ジャックの対戦相手。さてさて血飛沫上げての乱闘でなら誰に
も一歩も退かぬニュー・ジャックですが、どうもスマザーズの様な“腹に
一物持った”タイプ(失礼)は苦手みたい。勝ち星こそ何とか拾ったもの
の、試合は完全にスマザーズのペースでしたワ。
【追記】って事でもないんやけど、本試合はスマザーズ(またはW★IN
Gにおける“悪のジェイソン”)ファンの方にもお勧め出来る内容かと。
ま、この世の中にトレイシー・スマザーズのファンが如何ほど居てるの
かは知らんけどね(苦笑)。
○Steel Cage Match :
The Gangstas (New Jack & Mustafa)
vs. The Public Enemy (Johnny Grunge & Rocco Rock)
1995年6月17日にECWアリーナで開催された定期興行『Barbed
Wire, Hoodies, and Chokeslams』、1995年7月1日にECWアリーナ
で開催された定期興行『Hardcore Heaven 1995』と、当時ガンガン激
突していたギャングスターズとパブリック・エネミー。で、両軍の一応の
最終決着戦として用意された(?)のが、ここに収められた1995年7
月15日にECWアリーナで開催された定期興行『Heat Wave 1995』で
の金網戦って寸法みたいや。試合は例によって例の如くの大乱戦で、
金網頂部より“フライ・ボーイ”ロッコー・ロックがフィニッシュを狙ってニ
ュー・ジャック目掛け、2連テーブル式月面水爆を放ったものの(ニュー
・ジャックはモロに被弾)、直後のドサクサに紛れてムスタファがちゃっ
かりとジョニー・グランジを泥棒フォール。ウーン、ギャングスターズは
悪どいだけではなく、抜け目もないってとこでしょうか。
○New Jack & Balls Mahoney & Axl Rotten
Da Baldies (DeVito & Angel & Vic Grimes & PN News)
TNN局によるECWの定期放送番組『Hardcore TV』にて放映された
と思われる、収録場所や日時等不明のドサ巡業での様子。まずは“暴
走禿頭軍”の4人集にタコ殴りにされているマホーニーとアクセル。と、
「なんやなんや、喧嘩やったらこのワシも呼ばんかい!」とニュー・ジャ
ックがお出まし。会場2階席の手すりから高所ダイヴを決めるなど、や
りたい放題の大暴れでっせ。
○ムスタファ、衝撃のダブル・クロス!
1999年2月12日にECWアリーナで開催された定期興行『Clossin
g the Line 1999』より。まずは当時タッグ王座に就いていたダッドリー
ズの面々がリング・イン。で、ババが自信と嫌味を込めて「ECWにもい
ろいろなチームが居たけど、みんなワシらが潰してやった。やっぱりワ
シらが最強や」なんてアジっていると、花道にニュー・ジャックが登場。
けどババも「あのなァ、お前1人でどないするんや。またクローナス(元
イリミネーターズの片割れ)かスパイク(ダッドリー)でも連れて来るつも
りかいな?」とニュー・ジャックの辛いところを突きます。しかしニュー・
ジャックの紹介で花道に現れたのは元相棒のムスタファ。諸事情(どう
もヤバ系の事件?)あってECWマットから姿を消していたムスタファが
遂に戦列復帰ですワ。そら会場も盛り上がりましたデ。で、久々のギャ
ングスターズ揃い踏みにより、ダッドリーズ追撃の体勢も整ったかに見
えたのやけど、土壇場でムスタファがニュー・ジャックにギター・ショット
一閃。なんと過去の因縁をチャラにして、ムスタファがダッドリーズ側へ
衝撃の寝返りでっせ。尚、この映像はPAL盤のオフィシャルDVDでも
視聴可能ですが、前述した様にPAL盤の方は『Natural Born Killaz』
が差し替え措置を施されているので注意。
○Gangsta Paradice Cage Match :
New Jack & Balls Mahoney & Axl Rotten vs.
The Dudleys (Buh Buh Ray Dudley & D-Von Dudley)
(w/Joel Gertner & Sign Guy Dudley) & Mustafa
TNN局によるECWの定期放送番組『Hardcore TV』から、1999年
4月3日にECWアリーナで開催された定期興行『Cyberslam 1999』の
模様を無断借用。『ギャングスタ天国金網戦』と銘打ち、ニュー・ジャッ
クはギター・ショット&金網頂部からのダイヴを、アクセルは画鋲の海
への身投げ(苦笑)を、マホーニーは豪快な火炎放射を放つなど、最
終的に勝ち星こそ取りこぼしたものの、ダッドリーズより受けたこれま
での鬱憤を倍返しせんと各自自身の見せ場を最大限に意識しつつの
大暴れですワ。
○New Jack vs.
D-Von Dudley (w/Joel Gertner & Sign Guy Dudley)
『Rf-Video』の商品紹介の欄を信ずるなら(←結構、嘘や間違いが多
いからなァ)、1999年3月14日のNY大会で収録されたファン・カム映
像。ニュー・ジャックの魔手に掛かって(苦笑)D−ボンが三途の川を今
まさに渡らんとする瞬間、相棒ババが試合に介入。お、これではニュー
・ジャックも煮え湯を飲まされてしまうか、なんてモニター画面を眺めて
おりましたが、続けて試合に介入したサイン・ガイ・ダッドリーが、痛恨
のパウダー攻撃大誤爆。これで視界を奪われたババ、あろう事か相棒
D−ボンをニュー・ジャックと2人して3D葬...。
○New Jack vs. Mustafa
1999年3月21日にニュー・ジャージー州はアズベリー・パークのコ
ンヴェンション・センターから放映されたPPV『Living Dangerously 199
9』より。1999年2月12日の定期興行『Clossing the Line 1999』にて
勃発した衝撃のダブル・クロス劇の後日談として、ニュー・ジャックとム
スタファが一騎討ちにて激突。試合は例によってニュー・ジャックが手
押し式の巨大ゴミ箱に山盛りに凶器を詰め込んで現れ、プロレス技な
どそっちのけで両者が凶器で殴り合う(当然ニュー・ジャックのギター・
ショットもあり)って展開。で、これまた終盤ニュー・ジャック十八番の高
所からの自殺ダイヴもあるんやけど、この夜はとんでもない高さの2階
バルコニーよりほとんど狂気のダイヴですワ。これ、正味で命懸けなん
やけど、当のニュー・ジャックは少しもヒビッていないのがこれまた不思
議や。以前漫才の中田ボタン師匠がTV番組で難なくバンジー・ジャン
プをこなした後、「(借金によるヤクザの)追い込みに比べたらこんなモ
ン、少しも怖くない」っておっしゃっていたのを思い出しました。要はくぐ
って来た修羅場の数なんやろね。ま、ヘタレのワシには出来ない芸当
ですな。
○New Jack vs. Bam Bam Bigelow
『Rf-Video』の商品紹介の欄を信ずるなら、1998年2月26日のニュ
ー・ジャージー大会(←ビガロの地元やね)で収録されたファン・カム映
像。一進一退の攻防から、終盤いよいよニュー・ジャックが凶器を手に
したところで、ビガロをヘルプせんとシェーン・ダグラス&クリス・キャン
ディードが介入...。
【追記】ニュー・ジャック、以前ネット上でビガロの事を、“ロッカー・ルー
ムで一緒にコカインをキメた仲だ”などとおっしゃっておりましたワ。ま、
あくまでネット上の書き込み&噂なので、ワシもこの件については、こ
れ以上の言及は避けさせていただきます。
○Tag Team Three-Way Dance :
Nova & Chris Chetti vs. Da Baldies (Angel & DeVito) vs.
Danny Doring & Roadkill
2000年5月14日にウイスコンシン州ミルウォーキーのザ・レイヴか
ら放映されたPPV『Hardcore Heaven 2000』より。形式上は中堅チー
ムを3つ集めたタッグ式の3WAY戦。まずは悪漢エンジェルがドーイン
グにギター・ショットを放ち勝利を獲得。続いてデヴィトにコーナー頂部
からノヴァのダイビング・ボディプレスとチェッティのギロチン・ドロップが
合体技でズバリと決まりジ・エンド。しかしこの試合、ホンマの見所はこ
こから。試合が決した後もノヴァらに執拗に攻撃を加えるエンジェル&
デヴィトの前に、“路上の王”ことニュー・ジャックが見参。得意の工業
用大型ホチキス攻撃とフォーク攻撃によりエンジェル&デヴィトの額を
割り、そのままエンジェルにはバルコニーからの高所ダイヴを、エンジ
ェルには“元祖”ギター・ショットをお見舞いや。ま、先のタッグ式の3W
AY戦はニュー・ジャック登場までの前振りってとこでしょうな。
○ECW World Heavyweight Championship :
Mike Awesome (w/Judge Jeff Jones) vs. New Jack
TNN局によるECWの定期放送番組『Hardcore TV』にて放映された
と思われる、1999年10月9日のニュー・オリンズ大会からの無断借
用映像。当時無敵を誇っていたたマイク・オーサム(和名:ザ・グラジエ
ーター)の保持する世界タイトルにニュー・ジャックがチャレンジ。工業
用大型ホチキス攻撃などで王者オーサムを流血(←結構珍しいはず)
に至らしめたものの、オーサムによって場外テーブルに頭から真っ逆
さまに投げ落とされてはさすがのニュー・ジャックも堪りまへんワ。ま、
“路上の王”にはチャンピオン・ベルトなんて似つかわしくないし、こん
なモンでとりあえず十分ってとこですな。
○New Jack vs. Balls Mahoney (w/Bad Crew)
『Rf-Video』の商品紹介の欄を信ずるなら、1997年1月18日にペン
シルバニア州はスクラントン大会で収録されたファン・カム映像。まだS
MW時代のギミックである“Boo Bradley”の名残があちこちに伺えるマ
ホーニーを、彼のセコンドに付いたバッド・クリューの面々ともども、ニュ
ー・ジャックが凶器を使ってタコ殴り...。あ、こちらの予想以上にタフ
なマホーニーやけど、最後はニュー・ジャックの凶暴性が勝ったみたい。
○Bull Rope Match :
Tommy Dreamer vs. Steve Corino (w/Jack Victory)
TNN局によるECWの定期放送番組『Hardcore TV』にて放映された
と思われる、収録場所や日時等不明のドサ巡業での様子。コリーノが
十八番のブル・ロープ戦でドリーマーと対戦。これまた十八番のブレー
ド・ジョヴが見事に決まった(苦笑)ところで、コリーノを助けんとヴィクト
リーが試合に介入。これを合図にサンドマン(ドリーマー側)⇒タジリ(コ
リーノ側)⇒ニュー・ジャック(ドリーマー側)と、絢爛豪華な助演&客演
陣が続々お出まし。会場ところ狭しと、全員揃っての大乱闘ですワ。
○Justin Credible (w/Francine) & Rhino
vs. Steve Corino & New Jack
TNN局によるECWの定期放送番組『Hardcore TV』にて放映された
と思われる、収録場所や日時等不明のドサ巡業での様子なんやけど、
ジョーイ・スタイルスの実況を聞いていると、どうやら2000年11月5日
にイリノイ州はシカゴの“The Odeum”から放映されたPPV『November
to Remember 2000』直前の試合みたい。実は10月20日開催のミシ
ガン州はバトル・クリーク大会では、タイトル戦線においてジャスティン
に先行を許しているコリーノに対してニュー・ジャックが共闘を申し入れ
るなどと言った場面があって、どうもこの流れを引き継いで組まれた試
合みたい。大流血となった(最早、ほとんど趣味の世界?)ニュー・ジャ
ックとコリーノやけど、最後はニュー・ジャックのパイプ椅子爆撃攻撃か
ら、ニュー・ジャックとコリーノが2人掛かりでライノをフォール。尚、素直
に負けを認めぬライノを成敗に、サンドマンが現れるってボーナス・トラ
ック(これもほとんどお約束やけど)もおましたデ。 |
|