Best of the bWo
 (VHS-TAPE)
 収録時間:約2時間
 本作はDVDではなくって、VHSテープ。米国の『Rf-Video』ってちょっ
と怪しいプロレス・グッズの通販屋から1本12ドル(今回は定例の週末
セールに合わせてオーダーしたので2割引の9.6ドルやった)で発売さ
れている『Best of the bWo』ってタイトルのブツ(著作権等を根底から無
視した海賊コピー・テープ)ですんや。さてさて、その収録内容なんです
が、タイトルからもお分かりになる様に、中期ECWマットをほんの一瞬
なれど席巻した究極のおちゃらけユニット“bWo”の抱腹絶倒の活動内
容を手際よく纏めたもの。ではでは早速テープを再生してみましょか。
あ、笑い過ぎて腸ねん転など起こさぬ様にどちら様も気を付けてや!。

【追記】所謂パロディってヤツをいちいち説明しても侘しいだけなんやけ
ど、bWo(Blue World Order)とは、WCW内で勃興した新団体nWo(N
ew World Order : 新世界秩序)のパロディ。本家がハルク・ホーガン、ス
コット・ホール、ケビン・ナッシュから成っていたのを模し、bWo側はステ
ィーヴィ・リチャーズがナッシュ役(ニック・ネームのビッグ・ダディ・クール
を茶化してビッグ・スティーヴィ・クール)を、ブルー・ミーニーがホール役
(ニック・ネームのバッド・ガイを茶化してブルー・ガイ)を、ノヴァがホーガ
ン役(ニック・ネームのハリウッド・ホーガンを茶化してハリウッド・ノヴァ)
を演じておりました。また『Rf-Video』の首謀者であるロブ・“少年の菊門
が好物”・フェインシュタイン氏がショーン・ウォルトマン役(ニック・ネーム
のシックスを茶化して7−11)として参画しているのもワシら好き者には
非常に高ポイント。勿論他にも泡沫キャラが居てましたんや...。

@Big Stevie Cool (w/Da Blue Guy & Hollywood Nova)
 vs. David Tyler Morton Jericho
  まずは1996年11月16日のECWアリーナでの定期興行『Novemb
 er to Remember 1996』より。どうやら、この試合がbWoのお披露目
 ったみたい。揃いのbWoシャツを着用し、本家達の仕草やマイク・アピ
 ールを徹底して真似、デヴィッド・モートン・タイラー・ジェリコって嫌味っ
 たらしい名前のレスラー(後のキッド・キャッシュ)をビッグ・スティーヴィ
 ・クールが一蹴ですワ。あ、でもスティーヴィ君が今宵フィニッシュに使
 ったのはHBK(ショーン・マイケルズ)の十八番であるスイート・チン・ミ
 ュージック(スティーヴィ・キック)。スティーヴィ君がHBKを“素”で好き
 なのは分かるんやけど、ここらはちょっとパロディに徹し切れていない
 感じでしたな。
APromo
  ECWの定期放送番組『Hardcore TV』よりbWoのプロモをどうぞ。
BTaz (w/Bill Alfonso) vs. Rob Van Dam
  ジョーイ・スタイルスの実況が入っているところから、『Rf-Video』によ
 るドサ興行(日時等は不明)のファン・カム映像をネタにした、ECWの
 定期放送番組『Hardcore TV』で放送されたと思われる映像。タズとR
 VDとの一騎討ちの最中、客席後方にbWoの面々がお出ましや。お、
 こんな大物同士の試合に介入するんかいな、なんて思っていたら、や
 っぱり最後まで何もせず(出来ず?)仕舞い...(苦笑)。
CTaz confronts the bWo
  多分Bの続きと思われる映像。洒落の分からぬ強面のタズ、スティ
 ーヴィ君の横っ面をシバいて警告を与えております...(怖)。
DECW Tag Team Championship :
 Gangstas vs. Axl Rotten & D-Von Dudley
  1997年1月11日のECWアリーナでの定期興行『House Party 199
 7』より。これからギャングスターズとアクセル&D−ボン(D−ボンはこ
 の時点ではダッドリーズ兄弟とは敵対中)がタッグ王座を懸けて激突
 するって緊張感溢れる場面やのに、何をトチ狂った(苦笑)のかbWoの
 面々がお出まし。今回はハンディ・カムを手にした7−11も加わってお
 り、彼の撮影したファン・カム映像も適時カット・インして来るのがミソ。
 で、場の空気を全く読まず、試合前の神聖なる時間をネタの波状攻撃
 でブチ壊したbWo。勿論、アクセル&D−ボンにシバき回されてしまう
 のですが、これを根に持ったのか、bWoはタッグ王座戦に介入。劣勢
 であったギャングスターズが王座を防衛するのを結果的にアシストや。
 思わぬ援護射撃に、あのニュー・ジャック親分もbWoシャツを自ら着用
 して勝どきを上げる始末ですワ......(苦笑)。あ、これはECWの
 定期放送番組『Hardcore TV』からの映像やと思います。  
EPromo
  ECWの定期放送番組『Hardcore TV』より。bWo、ジョエル・ガートナ
 ーの仕切るコーナーにお出ましでっせ。
FBig Stevie Cool (w/Da Blue Guy & Hollywood Nova & 7-11)
 vs. Ricky Morton
  1997年2月1日のECWアリーナでの定期興行『Clossing The Line 
 Again 1997』より。かつてロバート・ギブソンとの『R&R超特急』で一世
 を風靡したリッキー・モートンを、またもやビッグ・スティーヴィ・クールが
 スイート・チン・ミュージック(スティーヴィ・キック)にて一蹴や。  
GPromo
  ECWの定期放送番組『Hardcore TV』よりbWoのプロモをどうぞ。
HbWo in New York
  ECWの定期放送番組『Hardcore TV』より。クリスマスで賑わうNYの
 タイムズ・スクエアーにbWoがお出まし。スティーヴィ君、bWoチャント
 を仕掛けるサンタクロースに向けて突然スイート・チン・ミュージック(ス
 ティーヴィ・キック)を一閃...(笑)
IPromo
  ECWの定期放送番組『Hardcore TV』よりbWoのプロモをどうぞ。
JBig Stevie Cool (w/Da Blue Guy & Hollywood Nova & 7-11)
 vs. Axl Rotten
  ジョーイ・スタイルスの実況が入っているところから、ECWの定期放
 送番組『Hardcore TV』で放送されたと思われる映像(日時等は不明、
 NYでの興行?)。試合は互いに急所攻撃に終始する大荒れ&トホホな
 内容で、最後は余裕を持ち過ぎて詰めを誤ったアクセルに、スティーヴ
 ィ君のスイート・チン・ミュージック(スティーヴィ・キック)がズバリと決ま
 って...。
KKing of the Mountain Battle Royal
  Jの2週前放送の『Hardcore TV』より選出された、ドサ興行(日時等
 は不明)での『King of the Mountain Battle Royal : お山の大将は誰や
 ろか?』バトル・ロイヤル戦。bWo、“ブルドーザー”・ブライアン・リーに
 揃ってボコボコにされてしまいました...。
LHollywood Nova (w/Big Stevie Cool & Da Blue Guy & 7-11)
 vs. Brian Lee
  Jと同日に収録されたと思われる、ECWの定期放送番組『Hardcor
 e TV』からの映像。多分Kの流れを受けて組まれたのであろうノヴァと
 リーの一騎討ちでして、当然試合の結果はノヴァの惨敗ですワ。
MRaven vs. Sandman
  JやLと同日に収録されたと思われる、ECWの定期放送番組『Har
 dcore TV』からの映像。レイヴェンとサンドマンの激突は、舞台をbWo
 のロッカー・ルームにまで求める大荒れ模様(苦笑)。で、レイヴェンに
 ド突き回されたサンドマン、意識混濁の果て(?)にbWoシャツを着用
 してしまい...
NECW World Heavyweight Championship :
 Texas Death Match :
 Raven vs. Sandman
  1997年1月11日のECWアリーナでの定期興行『House Party 199
 7』より。Mの流れを受けて組まれたと推測されるタイトル戦にスティー
 ヴィ君が介入。これまでレイヴェンの御加護の下、のうのうとレスラー生
 活を送って来たスティーヴィ君がbWoの大ブレークもあってか、遂に一
 本立ちを決意。兄貴分レイヴェンに、惜別のスイート・チン・ミュージック
 (スティーヴィ・キック)を見舞うものの、これが一体全体どうした訳か2
 発ともレイヴェンではなく、サンドマンに決まってしまって......。
OBig Stevie Cool (w/Da Blue Guy & Hollywood Nova & 7-11)
 vs. Balls Mahoney
  1997年2月22日のECWアリーナでの定期興行『Cyberslam 1997』
 より。これまたスイート・チン・ミュージック(スティーヴィ・キック)がズバ
 リと決まってスティーヴィ君が勝ち星をゲット。スティーヴィ君、HBK張
 りに自らTシャツを破き、ダンス&ステップ。ウーン、これでは誰のパロ
 ディを演じているのか分かりませんなァ...(苦笑)。
PPromo
  ECWの定期放送番組『Hardcore TV』より、ECWのジャパン・ツアー
 の模様をどうぞ。太平洋を跨いで勢力拡大を狙うbWo、後楽園ホール
 にて海援隊(TAKA、トーゴー、テイオー)と衝撃(笑撃?)の結託や
QPromo
  ECWの定期放送番組『Hardcore TV』より。自身に巣食う“内なる悪
 魔”と現在絶賛抗争中のレイヴェン、いきなりbWoのロッカー・ルーム
 に押し入ってスティーヴィ君の顔面に真正面から問答無用の前蹴りを
 ブチ込む大暴走。で、苦悶するスティーヴィ君を見て我に返ったのか、
 レイヴェンはスティーヴィ君を抱きかかえて優しく抱擁...。ウーン、こ
 んな狂気に彩られたプロモをやらしたらレイヴェンって天下一品やね。
 肝心のリングの上でのプロレスは下手やのに......(苦笑)。
RStevie promo
  ECWの定期放送番組『Hardcore TV』より、スティーヴィ君のプロモを
 どうぞ。
SECW World TV Championship :
 Hollywood Nova (w/Da Blue Guy & "Intern" Thomas Rodman)
 vs. Taz
  ジョーイ・スタイルスの実況が入っているところから、ECWの定期放
 送番組『Hardcore TV』で放送されたと思われるドサ興行(日時等は不
 明)の映像。タズの保持するTV王座にノヴァが挑んだのやけど、勿論
 結果はタズの瞬殺。で、これでは暴れ足りぬと、タズは他のメンバーに
 も手を出してbWoを徹底粉砕...。あ、本家nWoに参加したデニス・
 ロッドマンのパロディであるトーマス・ロッドマンにも注目してやってや。

【特典映像−@】
  冒頭にも書いたけど、bWoにはシックス(ショーン・ウォルトマン)の
 パロディである7−11ってヤツも参画しておりまして、何を隠そうこの
 7−11を演じているのが、『Rf-Video』の首謀者であるロブ・“少年の
 菊門が好物”・フェインシュタイン氏。常にハンディ・カムを手に、bWo
 絡みの試合映像を撮影するって、正に趣味と実益を兼ねた美味しい
 役どころを演じておりましたんや。さてさて、この7−11(ロブ)が撮影
 した映像は本編でも触れたように、ファン・カム映像としてECWの定
 期放送番組『Hardcore TV』の素材にもなっているんやけど、ここには
 放送では使われなかった大量の素材がそのまま収録されております
 んや!。お客の目に触れぬ緞帳の内側での打ち合わせ⇒会場内へ
 出て行ってパフォーマンスと、その一部始終が数試合分観られるのや
 から、これは非常に貴重なボーナス・トラックやないの!。
 しかもその中の1試合は、WWF(現WWE)が1997年2月24日に
 生放映した定期放送番組『Monday Night Raw』へECW勢が大量出
 演(スティーヴィ君はリトル・グイドーとのシングル戦)した際の映像
 して、これは掛け値なしで秘蔵映像って言っても過言やおまへんデ。
 7−11(ロブ)のカメラ目線で収められた、実況席に鎮座するヴィンス
 御大、キングさん、ポール・E...。ウーン、グレートの一言ですワ。
 あ、海賊映像の世界では当夜の『Monday Night Raw』も出回っており、
 ワシもある筋(注:これはちょっと秘密)から入手しているんやけど、こ
 の両映像を見比べるなんてのは、ご禁制のブートものに手を出した者
 でしか味わえん醍醐味。良かったなァ、ブートものが大好きで...。
【特典映像−A】
  これも7−11(ロブ)が撮影したのであろう、遊園地でゴーカートに
 乗って遊ぶbWoの様子。他に移動中の乗用車の窓から生尻を突き
 出すミーニーの姿もありました(苦笑)。
【特典映像−B】
  『Rf-Video』の事務所と思われる場所にて、7−11(ロブ)がズラを
 脱いで一席。ただしこの映像だけはトラッキングが狂いまくっており、
 殆ど視聴不能...。ダヴィングのミスなのか、はたまたロブの嫌がら
 せなのか、ここだけは残念無念な結果となっております。


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