キングコングニーさんが選ばれた2006年ベスト・アメ・プロDVD

 The Spectacular Lagacy of the AWA
 
 【得点:7点】
 過去にリリースされた、WCWもの、ECWものに続き、やはり史実
ものは面白い… 
といっても、今回のこれもあくまでWWEの編纂の元リリースされた
ものなので、史実=事実とは行かないのかもしれませんが、とりあえ
ずは出してくれただけでも涙ものです。
当時まだテリトリー制が健在であった頃、海を越えたこちら側日本で
観ていたAWAの印象は、NWA>>>>>AWA>WWWFでしたが、
実際にはかなり成功を収めていたプロモーションであった訳で、
“それが何故、崩壊してしまったのか?”の問い掛けに、ガニア/マク
マーン両サイドとも異句同音に【WWEという黒船】の襲来を上げてい
る訳ですが、「テリトリー制のプロモーターには、予定調和の中でのコ
ンペティションしかなかったから、本当の弱肉強食のサバイバルに生
き残れなかったのだ!」と述べるヴィンス自身が、事実上独占企業
となった今、そのぬるま湯にドップリ浸かっているのではないか…?
今年の殿堂入りセレモニーでのガニア親子のスピーチに、五分の魂
を見ました。

 Heroes of World Class Wrestling
 
 【得点:2点】
 これもヴォン・エリック帝国の栄枯盛衰を描いた、オールドファンには
堪らない映像満載の一枚です。資料的価値も十分。今年度末にリリー
スされるWWEバージョンのものと比べながら観るのが、よろしいかと。

 WWE : Born to Controversy : The Roddy Piper Story
 
 【得点:1点】
 今年も数々の個人特集ものがWWEよりリリースされましたが、
個人的にはマクマーン、ローズ、ピルマン…と普通、或いは退屈な
出来であった中で、唯一パイパーのものが琴線に触れました…
というより、私が個人的にパイパー大好きなだけですが(苦笑)。
この人のプロモ、スキットは名人芸です。


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